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NEC、大規模データを蓄積・管理するクラウド型DWH基盤を提供

ITmedia エンタープライズ 9月2日(金)11時3分配信

 NECは9月1日、大規模データを蓄積・管理するデータウェアハウス(DWH)システムをPaaSとして提供する「ビッグデータ分析基盤Data Platform for Analyticsサービス」を開始した。

 「Data Platform for Analytics」は、大規模データの高速処理やデータベース設計の自動チューニングを実現する垂直統合型のDWHシステムで、NECは従来にオンプレミスとして提供している。今回の新サービスは、これと同等のDWHシステムを、Hewlett Packard Enterprise製「HPE Vertica(バーティカ)」を用いて「NEC Cloud IaaS」上に構築し、クラウドサービス(PaaS)型で提供するもの。通常2カ月を要していたオンプレミス型での導入と比べて短期間での構築が可能で、初期投資を抑制できるとしている。

 また、1TBという小規模データ容量からの導入が可能なため、従来はDWHシステムの導入が難しかった中堅・中小企業や、大企業の一部門単位でも容易に活用できるという。データ量の増大によるストレージの増強や処理性能の強化については、「NEC Cloud IaaS」のセルフサービスポータルから仮想サーバやストレージなどを追加することで迅速な拡張が可能。

 さらに、従来のオンプレミス型の「Data Platform for Analytics」と同様のソフトウェアを用いるため、アーキテクチャの違いを意識することなくデータ移行ができるという。例えば、まずクラウドサービスによりスモールスタートで投資対効果を検証し、後に大規模導入の際などにオンプレミス型で専用サーバを用いた環境へ移行するといった運用も可能になるとのこと。

 「ビッグデータ分析基盤Data Platform for Analyticsサービス」の提供開始は11月からで、価格は月額48万円(税別)から。NECでは、今後3年間で100システムの導入を見込んでいる。

 なおNECは、新サービスをSASやMicroStrategyといった分析ツールや、データサイエンティストによるデータ分析コンサルティングサービスを組み合わせ、トータルサービスとして展開していくと説明している。また、国内販売における日本ヒューレット・パッカードとの協業関係をさらに強化し、顧客への共同販売プロモーションや共同提案体制の構築、専任技術者育成、Certificationの取得推進などを行っていくという。

最終更新:9月2日(金)11時3分

ITmedia エンタープライズ