ここから本文です

原美術館で篠山紀信さん個展 館内で撮影したヌード作品77点を展示 /東京

みんなの経済新聞ネットワーク 9月2日(金)20時23分配信

 原美術館(品川区北品川4、TEL 03-3445-0651)で9月3日、写真家・篠山紀信さんの個展「快楽の館」が始まる。(品川経済新聞)

 篠山さんは、1968年からフリー写真家として活躍。日本を代表する写真家として、国内外の著名人を中心に撮影を行っている。主な受賞歴は、毎日芸術賞(1979年)、東川町国際写真フェスティバル国内作家賞(1986年)など。

 同展では、33人のヌードモデルを起用した、77点の撮りおろし作品を公開。「ここ(=原美術館)で撮った写真をここに帰す(=展示する)」という篠山さんのアイデアのもと、展覧会入れ替えの休館期間の10日間という限られたスケジュールを利用して撮影したという。

 同館は、1938年に個人邸として建てられた西洋モダニズム様式の建築で、設計は故・渡辺仁氏によるもの。日本近代建築史の観点からも貴重な建造物として評価されているが、篠山さんのカメラによって、「快楽の館」という新たな空間としての一面を見せる。

 通常は非公開である、建物の裏側や屋上も撮影場所として使われており、一部の作品は、実際に撮影が行われた空間に展示する演出も。常設展示の森村泰昌さん、宮島達男さん、奈良美智さんの作品とのコラボレーション写真も展示する。

 篠山さんは「原美術館は、建物自体に歴史と色気がある。自分の考えを直接的に表現するには、どうせならこの場所で撮影したいと思ったし、どうせならヌードがいいと思った。館長の原俊夫さんが自由を与えてくれたからこそ実現した個展で、最初で最後だと思う。今ここで体感するからこそ面白い内容になっているはず」と話す。

 モデルとして参加したタレントの壇蜜さんは「篠山さんが緻密に計算された空間に、とどめを刺すつもりで参加した。サイズもスケールも等身大、もしくはそれ以上の作品もあるので、自分の体なのに見慣れない感覚だった。快楽とは、表には出してはいけないものというイメージだが、自分にとっての快楽とは何だろうと考えるきっかけになれば」とほほ笑む。

 開館時間は11時~17時(11月23日を除く水曜は20時まで、入館は閉館時刻の30分前まで)。月曜休館(祝日の場合開館)。入館料は一般=1,100円、大高生=700円。2017年1月9日まで。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:9月3日(土)11時2分

みんなの経済新聞ネットワーク