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なんでなん?「亜人 -衝戟-」宮野真守の疑問に細谷佳正「観れば、わかる。」

コミックナタリー 9月2日(金)21時57分配信

桜井画門原作による劇場アニメ第3部「亜人 -衝戟-」の完成披露上映会が、本日9月2日にお台場・シネマメディアージュにて開催された。イベントには永井圭役の宮野真守、海斗役の細谷佳正、田中功次役の平川大輔、瀬下寛之総監督、安藤裕章監督のほか、司会としてサンキュータツオが登壇した。

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3部作で構成される劇場アニメ「亜人」シリーズの最終章にあたる本作。完成にあたり宮野は「うれしいです」と率直な気持ちを述べる。「オリジナルストーリーで完結という形なので、僕らの思いも出し切っていますし、作品的にも『これでもか!』というほどの迫力で映像が作られています。皆さんに早く観てほしい気持ちでいっぱいです」と笑顔を見せる。平川は、今作が収録を先に行うプレスコで制作されたことに触れながら「『あっ、こうなっちゃうんだ!』って、僕らの想像以上の映像を作っていただいて、改めて感動しました。感動というか、背中がザワザワするっていうんですかね。観ていて『どうなっちゃうの?』っていう気持ちが、どんどん訪れる作品になっていました」と感想を口にした。

司会から完成披露上映会を迎えたことに対し、言葉を求められた瀬下総監督は「安藤さん、ここまでこれてよかったですね」としみじみ語りかける。「主人公の圭くんは、最初主人公っぽくなかったんですけど」と続けると、安藤監督も「クズだって言われることもあって……」と乗っかる。「いろんな人に『こんなクズキャラで平気ですか?』って言われましたけど……」という瀬下総監督の言葉に、「決してクズじゃない」と答える安藤監督。瀬下総監督は「クズじゃなかったですよね! 皆さんのおかげでここまで成長できて、皆さんを感動させられるカッコいいキャラクターになったかなと思っております」と出来栄えに自信を覗かせた。

また圭と海斗という、2人の親友についての話題も。最終章の予告にも登場した、海斗が圭へ手を差し伸べるシーンがスクリーンに投影されると、宮野は「ズルいよ。そういうとこあるよね、細谷さんって。カッコいいところを持って行く」とつぶやく。細谷は「第1部では、海斗だけが盲目的に圭くんを信じている、しかもナチュラルに信じているっていう感じを出したかった。“圭しか見てない”という雰囲気は大事にやらせていただきました」と振り返り、「第2部では個人的な思いですけど、『海斗も亜人って思われたらいいのに』って思いながらやっていたところがあります」と明かす。サンキュータツオに「圭と行動を共にしていて、『なんでこの人は亜人じゃないの?』って思えるぐらいを目指した?」と問われると、「そうですね……(海斗も)亜人かもしれませんね」と発言。サンキュータツオに「何適当なこと言ってるんですか!」と突っ込まれると、それを聞いていた宮野は「人は皆……亜人かもしれないよな……」とポケットに手を突っ込みながら遠くを見つめ、観客を笑わせた。

圭と海斗の関係について、宮野は「最終章を観てもらえれば、圭にとって海斗がどういう存在だったのかがわかる」と説明。続けて「それで言うと、ずっとわからなかったことは……なぜ、そんなにまで俺のこと好きなん?」と細谷へ顔を向ける。宮野が「圭は『なんで?』ってずっと思ってるんだけど、ありがたくも思ってるんだよね。……けど、なんでなん?」と繰り返すと、細谷は「それは、(『亜人』のキャッチコピーの)『死ねば、わかる。』じゃないけど、『観れば、わかる。』」と返し、会場からは拍手が送られた。

宮野が作詞を担当し、歌唱する楽曲「The Birth」が「亜人 -衝戟-」の主題歌として起用されていることについて、宮野は「本当にありがたいことに、瀬下総監督から『最終章(の主題歌)はぜひに……』っていう、ビックリするオファーがあったんです」と告白する。「瀬下さんは音楽に関してすごくこだわりを持っていて。作品を通してどういう表現をしようかっていうのが明確」と述べ、瀬下総監督と入念な打ち合わせを行ったことを思い返す。安藤監督は「あまりにも真摯な響きで、最初歌詞を見たときに涙が出てしまった」と明かすと、瀬下総監督は「安藤さんが泣いたのを見て、『これはイケる』と思いました」とコメント。それを受け「うれしい。自分だから書ける歌詞が絶対あると思ったので、圭の人生というか、全部を込めました」と、楽曲と「亜人」への思いを言葉にした。

good!アフタヌーン(講談社)にて連載中の「亜人」は、決して死なない新人類・亜人と、それを追う国家権力との攻防を描いたバトルサスペンス。劇場アニメ「亜人 -衝戟-」は、9月23日から3週間限定にて上映される。またテレビアニメ「亜人」第2クールは、10月7日よりMBS、TBS、BS-TBSの“アニメイズム”枠にてオンエア。

劇場アニメ3部作 最終章「亜人 -衝戟-」
公開:2016年9月23日(金)~10月13日(木)

(c)桜井画門・講談社/亜人管理委員会

最終更新:9月2日(金)21時57分

コミックナタリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。