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武義高校にネジバナ ケヤキが運んだ“奇跡” 県内初確認種

岐阜新聞Web 9月2日(金)9時19分配信

 岐阜県美濃市泉町の武義高校で、県内で確認されていない種類の「ネジバナ」が発見された。科学部担当の吉井綾子教諭が5月初旬に校内の花壇で見つけ、部員が花茎の繊毛の有無や開花時期などで本州に自生する固有種との違いを特定し、DNA解析で茨城県と千葉県で確認された種類と同一と判明した。6年前の校舎建て替えの際、花壇に植えられたケヤキの苗が関東地方から持ち込まれており、苗に種が付着していた可能性があるという。
 ネジバナはラン科の植物で、6月かららせん状にねじれたピンク色の花を咲かせる。同校で発見されたネジバナは開花時期が早く、花が白かった。吉井教諭がツイッターに写真を載せたところ、ネジバナを研究する筑波大大学院生の藤森祥平さんから奄美大島より南に自生し、白い花を咲かせるナンゴクネジバナに似ていると指摘を受けた。
 部員が花壇に咲く全てのネジバナを採取。1年生4人が中心となって各部位を丁寧に解剖して観察し、光学顕微鏡で花粉や種子の違いも調べ、報告書にまとめた。ネジバナの巻き方の規則性について研究した2年で部長の松本幸輝さんは発見に「こんな身近なところにあったとは。びっくり」と驚いていた。

岐阜新聞社

最終更新:9月2日(金)15時35分

岐阜新聞Web