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住民票削除の市議が失職 草加市議会、全会一致で「議員の資格なし」

埼玉新聞 9月2日(金)2時20分配信

 埼玉県の草加市議会は9月定例会初日の1日、5月31日付で住民票が削除された同市議の小川利八氏(49)=5期目、無所属=について「被選挙権を有さず、議員の資格を有しない」と決定した資格審査特別委員会(浅井昌志委員長)の報告を全会一致で可決した。この結果、小川氏は地方自治法に基づき議員資格を失った。

 公選法で市議の被選挙権は市内の住民登録者となっているが、市議会では6月2日に同委員会を設置。偽証罪などにも問われる地方自治法の100条に基づく調査権が同委員会に付与され、審査を進めてきた。これまでに15回開き、小川氏から4回尋問したほか、小川氏の父親や長男、不動産関係者らにも尋問した。小川氏は「(市内北谷の)父親宅で寝起きしていた」と証言していたが、8月17日に行われた4回目の尋問で「5月当初から1カ月余り、北谷と知人宅の柿木町に滞在していたが、知人に迷惑が掛かることを考え、北谷に滞在と証言したことをおわびし、訂正したい」と証言。同委員会は偽証の疑いで小川氏と父親を刑事告発することを決めていた。

 この日、浅井委員長は「小川氏の生活実態がどこにあるのか分からない」とする旨の経緯を報告した。続いて、小川氏が議場内に入った。小川氏は「本意ではない(委員会の)結果。(有権者らには)申し訳ない。市内に居たことは揺るぎない事実」と弁明し、退席した。

 この後、記名式の特別採決が行われ、小川氏を除く27人(議長含む)全員が委員会の決定に賛成した。また、市議会では書類が整い次第、偽証の疑いで小川氏と父親をそれぞれ、さいたま地検に告発することにしている。

 これに対し、小川氏は「県に不服の申し立てをする」と話している。

最終更新:9月2日(金)2時20分

埼玉新聞

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