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マンション・戸建て住宅開発業者のハイエリア など2社、特別清算開始決定受ける

帝国データバンク 9月2日(金)11時2分配信

 ハイエリア(株)(TDB企業コード:581491523、資本金2000万円、大阪市中央区鎗屋町1-3-10、代表清算人稲田正毅氏)と、(株)タケツープロデュース(TDB企業コード:582621471、資本金1000万円、同所、同代表清算人)は、8月23日に大阪地裁より特別清算開始決定を受けた。

 ハイエリア(株)は、1992年(平成4年)5月に不動産業者の(株)タケツーのグループ再建のため、金融機関などが共同出資して設立された経緯を持つ。阪神間、および東京でグループ会社のタケツープロデュースが企画した新築分譲マンションや戸建て住宅の開発を手がけ、10~100戸内外の中規模マンションを得意としていた。阪神間でのマンション販売が好調で、高齢者施設を売却した2009年6月期には年売上高約140億8300万円を計上していた。

 しかし、その後はリーマン・ショックの影響によりマンション販売が鈍化したことで、2010年6月期の年売上高は約41億8200万円に減少、営業段階からの欠損計上を余儀なくされていた。また、前身の企業グループがバブル期からの多額の負債を抱えていたことで財務は脆弱であり、長らく返済のリスケジュールを受けていた。このため、メーンバンク主導のもと再建計画を策定し、債務圧縮を進めていた。所有不動産を売却したことで債務の削減に一定のメドがつき、今年2月29日の株主総会で解散を決議していた。

 (株)タケツープロデュースは、2007年(平成19年)12月の設立。グループ内で開発する不動産の企画立案を手掛けていたが、ハイエリア同様、金融債務の圧縮が進んだことから、2015年4月30日の株主総会で解散を決議。今回の措置となった。

 負債は、申請時点でハイエリア(株)が債権者1名に対し約92億7000万円、(株)タケツープロデュースが約31億6000万円で、2社合計で約124億3000万円。

最終更新:9月2日(金)11時2分

帝国データバンク