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民進党代表選、3人が口を揃えた「貧困問題」 イメージアップは精神論で

BuzzFeed Japan 9/2(金) 18:13配信

自民党との対抗軸は?

自民党38%、民進党8%……。世論調査(朝日新聞)で浮き彫りになった、民進党の支持率だ。最大の課題は、政権交代が可能な政党として、リアリティーを持たれていないことにある。【石戸諭 / BuzzFeed】

自民党との違いを打ち出し、イメージを変えられるのか。民進党代表選、最大の課題に候補者はどう答える?

9月2日、永田町・民進党本部。立候補した蓮舫代表代行(48歳)、前原誠司元外相(54歳)、玉木雄一郎さん(47歳)が姿を見せた。


蓮舫さんから訴える。暗い色調のスーツでそろえた、男性候補に対して、白のジャケットを羽織る。ハイヒール、足元の爪はピンクに彩っていた。

「景気がいい、経済がいいというのは本当か。切ないまでの不安が横たわっている。少子化は止まらない。さらに残念な環境がある。日本では6人に1人、一人親世帯だと2人に1人の子供が貧困だ。子供を育てることができないと悩んでいるお母さん、お父さんたち。大学に行ったら奨学金、4割が非正規社員……これは自己責任だとは言えない」

野党共闘、憲法より語られたこと

前原さんも貧困問題に言及する。前原さんと言えば、民進党屈指の保守派であり、これまでは安全保障中心の発言が目立っていたが……。

「All for All(みんながみんなのために)という言葉を訴えたい。『生活保護者の中にはベンツに乗っている人もいる』という声があるが、生活保護で不正受給は0.5%。生活保護以下の生活水準の人の中で、実際に生活保護をもらっている人は20%以下でしかない。残りはやせ我慢している。この状況をどうするのか」と強調する。

前原さんは、代表選直前に老舗リベラル系月刊誌「世界」(岩波書店)にも登場した。従来、支持基盤としてきた保守派だけでなく、リベラル派も取り込もうという意図が見える。

今回の直前になって、立候補にこぎつけた最若手、玉木さんはこうだ。

「私たちは変わらないといけない。民進党は信頼を集められていない。リベラル保守という考えを民進党の軸にする。最大の資産は人。借金してでも、子供・子育てに投資すべきだ。どんな家庭に生まれても、誰もが安心して、子育てをして、教育を受けられる環境を整備する」

メディア上で争点と言われる野党共闘、憲法、安全保障よりも先に、貧困や社会保障を訴える。代表選を通じて、安倍自民党との対抗軸を、そこに置きたい。3候補の訴えは、そう聞こえた。

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最終更新:9/2(金) 18:13

BuzzFeed Japan