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【台風10号】 岩手県北、停電や断水続く

デーリー東北新聞社 9月2日(金)10時45分配信

 台風10号で被害を受けた岩手県北では1日もライフラインの復旧や被害状況の把握に向けた作業が続いた。大規模冠水した久慈市中心街で片付けが本格化する一方、道路の寸断や停電、断水で作業が思うように進んでいない地域もあり、生活再建の障害となっている。

 道路は久慈市山形町や同市大川目町、二戸市福岡―軽米町山内など7カ所の国・県道で、土砂崩れや冠水、倒木により、現在も全面通行止め。停電は久慈市山根町の約300戸で復旧していない。東北電力岩手支店によると、道路寸断のため同日中の復旧は困難な見通しという。

 久慈市や軽米町、野田村の計590戸では断水が続いている。村の要請を受け、洋野町が給水車や給水タンクなどを送った。
 三陸鉄道北リアス線は同日午後に久慈―普代で運転再開したが、普代―宮古は停電でなお運休している。

 広範囲が冠水した久慈市は同日正午現在で約180件の床上・床下浸水や家屋損壊を確認したが、今後さらに増加する見通し。同日午後5時、市内全域に発令していた避難勧告を解除したが、6避難所に11世帯25人が避難している。孤立状態の同市山根町の2世帯にはヘリコプターでの輸送や食糧投下を検討している。

 同市を除く県北6市町村の集計によると、床上浸水14件、床下浸水51件、家屋損壊11件。

デーリー東北新聞社

最終更新:9月2日(金)12時26分

デーリー東北新聞社