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就学支援基金創設へ 篤志家の高額寄付契機 横須賀市

カナロコ by 神奈川新聞 9月2日(金)8時12分配信

 経済的な事情を抱える児童、生徒の就学を支えるため、神奈川県横須賀市は「就学支援基金」を創設する。高額の寄付を申し出た篤志家の意向をくんだ形で、小中学生の学用品費などの補助に充てる考えだ。2日開会の市議会第3回定例会に、市基金条例の改正案と、積立金2千万円を盛り込んだ2016年度一般会計補正予算案を提出する。

 市によると、5月に市民(年齢、性別非公表)から「学校に行くのが苦しい子どもたちに、少しでも役に立ちたい」と、1千万円の寄付の申し出を受けた。

 市には現在、福祉や子育てなど11種類の目的別基金があるが、就学支援に特化したメニューがないことから、基金の新設を決定。寄付金と同額を一般財源から積み増す市独自のルールに沿って予算計上した。

 新たな基金は、生活に困窮する小中学生の保護者向けに市教委が行う就学援助事業に活用。鉛筆やノート、副読本などの学用品費(年額1万2970円~2万6790円)として対象家庭に支給する。

 市教委によると、市の就学援助費は11年度の約2億400万円から、16年度は約2億3千万円に増加。14年度は、市内の小中学生約3万500人の2割超が制度を利用していた。

最終更新:9月2日(金)8時12分

カナロコ by 神奈川新聞