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欧州株:ストックス600、上げをほぼ消す-米製造業指数を嫌気

Bloomberg 9月2日(金)2時3分配信

1日の欧州株式相場は上げをほぼ消す展開となった。米国の製造業活動が予想に反して縮小し、世界的な景気回復が勢いを増しつつあるとの楽観に冷や水を浴びせた。

指標のストックス欧州600指数は前日比0.13ポイント高の343.66で終了。日中では1%高まで買われる場面があった。米供給管理協会(ISM)が発表した8月の製造業総合景況指数は新規受注と生産が落ち込み、活動拡大・縮小の分かれ目となる50を割り込んだ。8月の英製造業購買担当者指数(PMI)が10カ月ぶり高水準に達したことや、同月の中国製造業PMIの改善を手掛かりに、ストックス600指数はそれまで上げていた。

ヘルスケア株は2日間として6月以来の大幅な下げ。エネルギー株は石油価格の下落に追随した。

ETXキャピタル(ロンドン)の市場アナリスト、ニール・ウィルソン氏は「米国の経済指標でセンチメントが暗転した」とし、「この日それまでに発表された世界の他地域の指標とは食い違う内容だった。市場は現在、世界景気の手掛かりになるものに対し極めて敏感なため、ちょっとしたデータで上下動している。方向感を特定するのは極めて困難だ」と語った。

個別銘柄では、フランスの蒸留酒メーカー、ペルノ・リカールが2.3%上昇。通期の増益見通しが買いを誘った。仏建設会社エファージュは1%高。スウェーデンの医療機器メーカー、エレクタは1.5%値上がりした。スペインのガス・ナトゥラルは3.1%上昇。事情に詳しい関係者によれば、同社株取得をめぐり米グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ(GIP)が予備交渉を行っている。

原題:European Stocks Lose Gains as U.S. Data Mute Growth Optimism(抜粋)

Sofia Horta E Costa

最終更新:9月2日(金)2時3分

Bloomberg