ここから本文です

ドイツ銀、一段の荒療治は必至か-CEOら幹部が週末会合と関係者

Bloomberg 9月2日(金)11時7分配信

ドイツ銀行のジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)は、同行立て直しを1からやり直す。昨年に新戦略を発表したものの、同行の時価総額は半分以下に減ってしまった。

事情に詳しい関係者によると、クライアンCEOと幹部らはこの週末の会合で再編の進展を検証する。ドイツ銀はコメルツ銀行と合併の可能性について先月協議したが、両行ともにタイミングが適切でないという結論に至ったと別の関係者が匿名を条件に8月31日に明らかにした。

欧州最大の投資銀行を運営するドイツ銀は、資本要件が強化されトレーディング収入が減少する時代への適応に手こずっている。クライアンCEOは昨年10月に改革始動の戦略を示し、リスク資産や大量の人員を削減すると同時に配当も停止した。だが株価は先月に過去最安値を更新。このところ明るみに出た動向は、同CEOが一段の荒療治を検討してもおかしくない状況を示唆している。

フェアリサーチアルファバリューのアナリスト、ディーター・ハイン氏は「ドイツ銀の経営陣は必死だ。現在の戦略ではだめだと認識しており、どのような可能性があるかを探っている」と話す。

クライアンCEOは、ドイツ銀がコメルツ銀との合併の可能性を検討したとの報道があった8月31日、欧州の銀行には利益率と競争力改善のために再編が必要だと指摘しながらも、ドイツ銀は今はパートナーを求めていないと発言。統合を行わないとすれば、同CEOは追加資産の売却や投資銀行での一段の削減を迫られるかもしれない。

協議の非公開を理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、ドイツ銀は資産運用部門の非中核業務の一部からの撤退を検討する可能性がある。同部門の大部分を売却する計画はないという。

原題:Deutsche Bank’s Cryan Weighs Drastic Steps as Revamp Sputters(抜粋)

Ambereen Choudhury

最終更新:9月2日(金)11時7分

Bloomberg