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女性管理職の割合6.6%、今後も増加傾向 一方、キャリア女性の7割「管理職になりたくない」

MONEYzine 9/3(土) 14:00配信

 東京データバンクは7月15日から31日にかけて、女性登用に対する企業の意識調査を実施し、その結果を8月15日に発表した。調査対象は全国の企業2万3,639社で、有効回答企業数は1万285社。

 調査結果によると、課長相当職以上に該当する女性管理職に占める女性の割合を聞いたところ、平均は6.6%で前年より0.2ポイント上昇した。全体の内訳は、10%未満が30.0%、10%以上20%未満が7.4%、20%以上30%未満が4.3%、30%以上が5.6%で、全員男性が50.0%だった。女性管理職の登用に関する今後の見込みについて聞くと、58.6%が「変わらない」と回答したものの、23.5%が「増加する」と回答。「減少する」は1.6%、「分からない」は16.3%だった。女性管理職の登用は、今後も緩やかながら拡大していきそうだ。

 また、女性の活用や登用を推進させている企業4,832社にその効果を複数回答で聞いたところ、「男女にかかわらず有能な人材を生かすことができた」が71.2%で突出して高かった。以下は「女性の労働観が変化してきた」(29.8%)、「従業員のモチベーションが上がった」(25.9%)、「女性を登用したことで業務が円滑に進んだ」(24.9%)、「多様な働き方が促進され、労働環境が改善された」(22.1%)の順で続いた。女性の活用や登用が、さまざまな効果を生み出している様子がうかがえる。

 企業で女性の登用が進む中、「これからの転職。研究所」は8月23日、キャリア女性の昇進や昇給に関する調査結果を発表した。調査対象は東京、埼玉、神奈川、千葉で働く27歳から33歳の未婚のキャリア女性200名で、調査期間は4月11日から18日にかけて。

 それによると、キャリア女性に管理職になりたいと思うか聞いたところ、72.0%が「そう思わない」(そう思わない46.5% どちらかといえばそう思わない25.5%)と回答し、「思う」(そう思う8.0% どちらかといえばそう思う15.0%)は23.0%にとどまった。「すでに管理職になっている」は5.0%だった。「管理職になりたくない」と回答する女性の中には「この会社では管理職になりたくない」といった現在の職場環境に対する不満も見られたという。

 政府は女性の活躍促進を成長戦略の重要政策として打ち出しており、その効果もあって女性の管理職登用が緩やかながら拡大している。その一方で、働く女性の大半が管理職への昇進を望んでいないという実態も明らかになった。女性の登用を本格的に進めるためには、管理職の長時間労働を減らすなど、女性が働きやすい環境づくりが重要になっていきそうだ。

最終更新:9/3(土) 14:00

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