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KLMオランダ航空、成田からジャンボ最終便 翼振り日本に別れ

Aviation Wire 9月3日(土)14時23分配信

 KLMオランダ航空(KLM/KL)は9月3日、ボーイング747-400型機の日本路線ラストフライトを実施した。成田発アムステルダム行きKL862便が最終便となった。

 最終便の機材は、1階後方部が貨物室仕様の747-400コンビ(登録番号PH-BFE)で、乗客268人(ビジネス35席、エコノミー233席)を載せて貨物35トンを搭載できる。日本到着の最終便となるKL861便は、アムステルダムを2日午後2時39分(定刻は40分)に出発し、成田には3日午前8時29分(同40分)に14番ゲートへ到着した。成田空港第1ターミナルの展望デッキには、デジタルカメラを手にしたファンが多く集まっていた。

 出発最終便となるKL862便は、成田を午前10時39分(同30分)にほぼ満席で出発。アムステルダムには、午後2時56分(同午後3時)に到着する見通し。14番ゲート前にはメッセージボードが用意され、ジャンボの愛称で親しまれた747へ、乗客らが別れのメッセージを残していた。最終便の乗客客には、記念品が配られた。

 KL862便の機長は、アムステルダム-成田線の直行初便で、747の航空機関士だったオットー・ファン ブルッヘン機長(55)が務めた。ブルッヘン機長は「747は本当に素晴らしい飛行機。2階はこぢんまりしていて、良い雰囲気だった」と話した。KL862便は成田のA滑走路を離陸後、翼を左右に振って日本へ別れのあいさつをしていた。

 KLMは現在、23機の747-400を保有。内訳は貨物混載型のコンビが13機と旅客専用機(408席:ビジネス35席、エコノミー373席)が7機、貨物機3機で、日本路線での運航終了後も他路線で飛び続ける。

 同社によると、アムステルダム-成田線の貨物室は、生鮮食料品などで往復ともほぼ満載。747-400コンビの広い貨物室を生かし、サラブレッドや大型美術品の輸送にも使われてきたという。

 KLMは747をこれまでに45機発注。同社向け初号機となった747-200Bは1971年1月に受領した。日本路線には、同年10月31日から当時南回りだったアムステルダム-羽田線に投入し、飛行時間は23時間35分だった。

 1987年4月3日からは直行便に変更。現在の飛行時間は、アムステルダム発が11時間、成田発が11時間30分となっている。

 アムステルダム-成田線には今後、777-200ERや777-300ERなどを投入する。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:9月3日(土)14時23分

Aviation Wire