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早くコイ「セ界一」 25年ぶり 胸高鳴る 広島キャンプ地沖縄市

琉球新報 9月3日(土)5時0分配信

 【沖縄】25年ぶりのペナントレース優勝へ、歓喜のカウントダウンに入ったプロ野球チーム広島東洋カープのキャンプ地・沖縄市が沸いている。広島風お好み焼き屋「赤いへるめっと」(市比屋根)で店長を務める広島出身の吉野恭生さん(35)は「リーグ優勝はもちろんだが、まずはクライマックスシリーズ制覇を目指してほしい」と期待する。市も役所入り口に残り優勝マジックを示す看板を設置。「市民の機運を高めたい」と沖縄から熱いエールを送る。
 「赤いへるめっと」は広島の企業が経営する。店内の壁にはオーナーらと懇意にする選手、コーチたちの直筆サインがずらりと並ぶ。佐々岡真司、黒田博樹、梵英心-。往年の名選手から現役のスター選手まで、多くの選手が訪れてきた。
 小中高と野球部で「生まれた頃からカープファン」という吉野さんは「優勝でファンを喜ばせてほしい。そして、できれば打ち上げは『赤へる』で」と笑顔を見せた。
 1982年に始まったカープの沖縄市キャンプは、県内では北海道日本ハムファイターズの名護市キャンプに次いで2番目に長い歴史を持つ。子ども向け野球教室を開いていた時期もあり、市内にファンは多い。
 「中学の頃は広島の選手が練習中に折ったバットにサインをしてもらっていた」。楽しそうに思い出を語るのは、安慶田中野球部だった市観光振興課の天願亮課長(44)だ。「是非日本一になってほしい」と期待感を募らせる。既に街を赤一色に染める優勝パレードも検討している。
 市が優勝マジックの看板を設置したのは8月26日。日に日に減っていくマジックに、足を止める市民も少なくない。
 小学生の頃からカープファンという当真卓爾さん(35)は「今年は打っても投げてもいいチーム。新人も活躍している。優勝をとても期待している」と目を輝かせた。
 25年ぶりとなる歓喜の瞬間が、目前に迫る。

琉球新報社

最終更新:9月3日(土)5時0分

琉球新報