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日本画家・速水さん初の“凱旋個展”

伊豆新聞 9月3日(土)15時7分配信

 下田市三丁目出身の日本画家・速水敬一郎さん(57)=さいたま市=の個展が2日、三丁目の旧沢村邸で始まった。6日まで。下田での展示会は初めてで「故郷を離れて約40年、何の恩返しもできなかった。文化面で少しでも役に立てればうれしい」と話した。日本画8点と、構想の基になったスケッチ10点を展示した。

 伊豆の風景画を中心に出品。下田市の入田浜や松崎町の街並みを描いた作品が並んだ。西伊豆町の堂ケ島を描いた「明日へ」は150号の大作。岩の筋に金粉を使い、荒々しい海岸の崖を表現した。彩色には岩絵の具を用いており「伊豆石でできた沢村邸のギャラリーとよく似合う」と語った。

 速水さんは旧県立下田北高を卒業後、東京芸術大に進み日本画を専攻した。1994年に日本美術院展覧会(院展)初入選を果たすなど活躍を重ね、現在は東京学芸大美術分野の教授として後進の指導に当たっている。

 時間は午前10時~午後4時で入場無料。5日の午後1時と3時から、下田芸者置屋桝家の桝家奈美さんの三味線と歌の披露もある。問い合わせは旧沢村邸〈電0558(25)4600〉へ。

 【写説】西伊豆町の堂ケ島を描いた作品「明日へ」を指さし技法の説明をする速水さん(右)=下田市三丁目の旧沢村邸

最終更新:9月3日(土)15時7分

伊豆新聞