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求ム!女性ハンター 高齢化、後継者難は深刻

伊豆新聞 9月3日(土)15時24分配信

 ■ワナ取得、60キロのイノシシ初捕獲 高齢化、後継者難は深刻

【野生の脅威】万一襲われたらひたすら木に登れ!

 伊豆の国市奈古谷の主婦市川睦子さん(65)は近年、わなの狩猟免許を取得し、田方猟友会の数少ない女性会員として活躍している。県の管理捕獲や市町の有害鳥獣駆除など狩猟需要が増える中、会員の高齢化と後継者難が深刻な状況にあり、新会員への期待は高い。

 市川さんは13年前、豊かな自然を求めて神奈川県厚木市から伊豆の国市の東部山中の小松ケ原別荘地に移住した。

 狩猟免許の取得は、飼育する甲斐犬5頭を猟犬として働かせようと思ったことがきっかけ。2013年9月に第1種銃猟免許を取得した。

 しかし、実際に銃を扱うには公安委員会の所持許可をはじめ、銃の購入・管理などハードルが高いため断念。翌年3月、わな猟の免許を取得した。田方猟友会韮山分会のベテラン会員の指導でわな猟に取り組んでいる。

 市の有害鳥獣駆除で自宅近くの山林や知り合いの農園近くにわなを設置。今年7月30日、60キロの雌のイノシシを初めて捕獲した。

 市川さんは「この辺では、イノシシによる農作物被害が多い。被害農家の方に喜ばれ、ジビエ料理にも利用できる。もっと腕を磨き、たくさん捕獲していきたい」と意欲を示す。

 田方猟友会(田方3市町、三島市、伊東市、熱海市)は現在、会員数約350人。平均年齢は65歳を超え、高齢化に加え、趣味の範囲内で活動する会員も多く、実動会員は不足しているという。

 鈴木忠治会長は「会員は減る一方で、後継者難は深刻。女性を含む若い狩猟者は大歓迎。市川さんの後に続き、どんどん入ってきてほしい」と期待している。

 【写説】わなに餌を補充する市川さん=伊豆の国市

最終更新:9月3日(土)15時24分

伊豆新聞

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