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映画「恋人と独裁者」、金正日総書記の肉声を公開

WoW!Korea 9月3日(土)11時26分配信

第66回ベルリン国際映画祭、第32回サンダンス映画祭に招請され、全世界の注目を集めている映画「恋人と独裁者(The Lovers and the Despot)」を通じて、韓国映画界の伝説的巨匠シン・サンオク監督の作品の世界と北朝鮮で残した肉声の記録が公開される予定だ。

 1960年代の韓国映画界を牛耳ったスーパースターカップルのシン・サンオク監督と女優チェ・ウンヒの衝撃的な拉致の実話が盛り込まれた映画「恋人と独裁者」が、シン・サンオク監督のドラマチックな人生だけでなく、韓国映画のルネサンスを持って来た彼の作品と北朝鮮での東国中に残した肉声記録まで見られる作品として注目が集まっている。

 多様で幅広いジャンルの映画を撮り、1950~1960年代に活動してきた。特に映画「成春香」は当時、ソウルだけで36万人を動員し、最高興行記録を打ち立てた。シン・サンオク監督の映画会社シンフィルムは、韓国映画産業の全盛期を率いる映画帝国と呼ばれた。

 韓国初のカラーシネマスコープに挑戦するなど、多様なジャンルで斬新な演出を見せたシン・サンオク監督は、批評家から好評を得るだけでなく、観客の心を掴み、興行的にも成功した独特な映画監督だった。

 シン・サンオク監督は脱北後にも金正日(キム・ジョンイル)総書記の指示の下で活動を続け、カルロヴィ・ヴァリ映画祭で監督賞を受賞した「戻らざる密使」(1984)をはじめ、「塩」(1985)、「プルガサリ」(1985)といった世界的な作品を作り上げた。

 北朝鮮から脱出したシン・サンオク監督は、アメリカで活動しながら「クロオビキッズ/日本参上! 」などの作品を出した。韓国、北朝鮮、アメリカで活動をしていたシン・サンオク監督は1994年、カンヌ映画祭で審査委員に委嘱されたかと思うと、「常緑樹」がカンヌ映画祭で紹介されたのをはじめ、リオン映画祭やドーヴィル・アジア映画祭、ウーディネ極東映画祭などで回顧展が開かれるなど、韓国を輝かせる世界的な巨匠となった。

 「恋人と独裁者」は、このようなシン・サンオク監督の作品の主なシーンを実際の事件の流れと絶妙に合った編集がされている。

 また映画の中で、シン・サンオク監督が北朝鮮に拉致された当時脱出を夢見ながら収容所で残した肉声の記録も世界で初めて公開される予定。チェ・ウンヒの生々しい証言、そして金正日の肉声と共に全世界に衝撃を与えたミステリー拉致スキャンダルの真実を明かす重要なキーポイントに期待が高まっている。韓国で今月22日に公開される。

最終更新:9月3日(土)11時26分

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