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『シン・ゴジラ』市川実日子、予想外だった尾頭ブーム 庵野秀明との役づくり

シネマトゥデイ 9月3日(土)8時16分配信

 「エヴァンゲリオン」の庵野秀明が脚本・総監督を務め、累計興行収入53億円を突破する大ヒットを記録中の映画『シン・ゴジラ』で、インターネット上でイラストが大量投稿されるなど、絶大な支持を集める尾頭ヒロミ役の市川実日子が、予期せぬ“尾頭ブーム”について語った。

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 環境省自然環境局野生生物課長補佐・尾頭ヒロミは、対ゴジラの要となる組織「巨大不明生物特設災害対策本部」(巨災対)の一員として、優れた知識と分析能力を駆使して大きく貢献する人物。無表情で化粧気のない見た目の彼女から、早口で的確な発言が飛び出すアクの強いキャラクター性にノックアウトされる観客が続出している。

 今回のフィーバーを「自分ではあまりわかっていないんです」と語る市川だが、それとなくブームは実感している様子。「たくさんの方が映画を観てくださっているのは感じています。この間、道端で学校の先生をしているという方に『『シン・ゴジラ』の変人生物学者の方ですよね』って声をかけていただいて(笑)。一瞬、そっちの肩書もいいかもなんて思ってしまいました。ブームを予想? 誰もしないでしょう! 全くないです(笑)」とはにかむ。

 役づくりのベースになったのは、監督・特技監督を務めた樋口真嗣から渡された7枚の付箋紙だった。そこに書いてあった言葉は「探求心」「媚びない」「マイペース」「冷静沈着」「内向的」「真面目」「他者を気にせず」。そこに自身のイメージを重ね、庵野総監督とのディスカッションを経て人物像が出来上がっていった。「庵野さんとは、『CUTIE HONEY キューティーハニー』(2003)でご一緒して以来でした。最初の段階で、とにかくテキパキ、早口でとは言われていましたね。後は何度か現場で思いついたことを庵野さんにお伝えして、『いいね』みたいな反応をいただいたことはありました」。

 終始にこやかに思いを語る市川と尾頭の間にはかなりのギャップを感じるが、本人は「違うことで楽な部分もあったかもしれません。本番は尾頭で、それ以外は呑気というか」と笑う。「でも、自分の中には尾頭さんもいるんだと思います。その尾頭さん部分を突きながら、現場の空気を感じて、監督とやり取りをしていました」。

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最終更新:9月3日(土)10時50分

シネマトゥデイ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。