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宮古島陸自配備 「大福」断念、代替地検討へ 防衛副大臣説明

琉球新報 9月3日(土)5時3分配信

 【宮古島】宮古島市への陸上自衛隊配備計画で、若宮健嗣防衛副大臣が2日、下地敏彦市長と会談し、配備候補地の一つ「旧大福牧場」(市平良)を断念すると伝えた。代替地については市と協議した上で検討するとした。防衛省が「大福」への配備断念を表明するのは初めて。一方、別の候補地のゴルフ場「千代田カントリークラブ」(市上野)に配備する宮古島駐屯地(仮称)の施設案も説明した。
 若宮副大臣は、下地市長が、水資源への影響を懸念して「大福」への配備を反対したことを受け、「地元の意向を踏まえて」判断したと説明した。代替地について「全く固まっていない」とした。
 若宮副大臣によると、「千代田」には700~800人規模の警備部隊や地対艦・地対空ミサイル部隊、隊庁舎、隊員と家族向けの宿舎、車両整備工場、倉庫、福利厚生施設、グラウンドなどを整備する。近隣住民が懸念するヘリポートや弾薬庫の計画は現時点ではないとした。
 下地市長は「千代田にヘリポートや弾薬庫が一切ないと説明を受け、一安心だ。市の関係法令に関わる書類などを提出していただければ、迅速に対処していきたい」と話した。若宮副大臣は「迅速な手続きをしていただけるとの言葉を受け、心からありがたいと思っている」と感謝し、手続きを進める考えを示した。
 防衛省は2016年度予算で、宮古島での駐屯地建設に関する用地取得や敷地造成費用として108億円を盛り込んでいる。17年度予算の概算要求でも千代田への駐屯地建設費用として、351億円を盛り込んだ。

琉球新報社

最終更新:9月3日(土)5時3分

琉球新報