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【W杯アジア最終予選】ハリル監督ご乱心 禁断の選手批判、協会にも噛みつく!

東スポWeb 9月3日(土)6時32分配信

 ハリルジャパンに暗雲が垂れ込めた。ロシアW杯アジア最終予選(1日、埼玉)に臨んだ日本代表はUAEに1―2と逆転負けを喫した。6大会連続出場に向け大事な初戦を落としたバヒド・ハリルホジッチ監督(64)は試合後、禁断の選手批判を展開。さらには日本サッカー協会との“溝”も露呈した。ご乱心の指揮官は次のタイ戦(6日、バンコク)にも敗れて2連敗するようなことがあれば、進退問題が浮上するのは必至な状況だ。

 終了のホイッスルが鳴った瞬間、ハリルジャパンに残酷な現実が突きつけられた。シュート数で上回りながらランキングでは格下の相手にホームで完敗。2006年ドイツW杯アジア予選以降は15勝3分けだった埼玉スタジアムでの不敗神話も崩壊した。ホーム&アウェー方式となった過去5大会のアジア最終予選初戦で敗れたチームの本戦出場率は0%。データ上はW杯出場が絶たれてしまう形となった。

 まさかの結果にハリルホジッチ監督はご乱心だ。会見では「とにかく監督を批判してください」と話したものの、内容は事実上の選手批判と言い訳ばかりだった。「何人かの選手はほとんど動けていなかった。なぜ私がこのような選手を選んだのか。私自身への疑問もある。ただ、その選手以外に良い選手がいない。何人かの選手はこの試合で失敗してしまった。(プレーの)スピードが遅すぎた。これが現実だ」

 自らが選出し、起用した選手を公の場で批判。いつものこととはいえ、敗戦ショックを受けている選手との信頼関係が崩壊してもおかしくはない。さらにハリルホジッチ監督の言い訳は続く。何と“雇い主”にあたる日本サッカー協会にもかみついた。

 不可解な判定を連発した主審について話題が及ぶと「誰が笛を吹くのかと(協会に確認を)要求したのに、直前まで誰も把握していなかった。体たらくだ」。しかし、霜田正浩ナショナルチームダイレクター(ND=49)によると、主審の決定は試合2~3日前には把握していたという。図らずも敗戦で両者のコミュニケーション不足まで浮き彫りになった。

 最終予選突破へ不安が広がる中、6日には国際サッカー連盟(FIFA)ランキング120位とB組で最下位のタイと敵地で対戦する。日本サッカー協会の田嶋幸三会長(58)は「(監督交代について)全くないです」と現時点では否定しているが、2連敗するようなことがあれば、指揮官の解任が浮上するのは間違いない状況だ。

 実力的には勝って当たり前とはいえ、アウェーでは何が起こるかわからない。西野朗技術委員長(61)も「(環境的には)さらに厳しくなる」と警戒し、ハリルホジッチ監督も「何人かの選手はフィジカル的に限界がきている。(判定についても)アウェーとなるとより心配になる」と不安を口にするほどだ。

 有事の際には、監督候補としてJ1G大阪などの監督を務めた西野技術委員長、元日本代表監督の岡田武史副会長(60)、リオ五輪サッカー男子代表監督の手倉森誠氏(48)らの名前が挙がるだろう。協会側はかねて「優先するのはW杯出場」としており、実力者が後任にリストアップされるはずだ。

 初戦に敗れて早くも崖っ縁に立たされたハリルジャパンは、逆境をはね返してロシア行きの切符をつかめるだろうか。

最終更新:9月3日(土)6時37分

東スポWeb