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高齢者の買い物 バス送迎 静岡・清水区の三保社協

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月3日(土)8時18分配信

 静岡市清水区の三保地区社会福祉協議会(塩谷和康会長)はこのほど、高齢者のための買い物支援バスの運行を始めた。車両は地元の福祉施設が無償貸与し、ドライバーや介助は地域のボランティアが務める手作り事業。お年寄りたちは「食料、生活必需品の購入などに大助かり」と感謝している。

 毎週金曜の午前、「かい物行こカー」と名付けた車両が利用者宅を回り、地元のスーパーマーケットまで送迎する。塩谷会長は「地域に求められていた事業がやっと実現した」と話す。

 同地区は工場などの撤退に伴い、多くの小売店が廃業し、バス路線も減少。年を追うごとに交通手段のない買い物弱者が増え、同協議会が実施したアンケートでも多くのバスの利用希望があった。

 課題だった車両は、地元の介護施設「共育庵そな~れ」がデイサービスが休みの金曜に貸与してくれることに。塩谷会長は「自前で車両を用意することはコスト面から小さな地区社協では不可能。ボランティアを含めて地元の協力がなければできない事業だった」と振り返る。

 現在は10人が利用登録し、2日は7人が1時間ほどのショッピングを楽しんだ。女性(76)は「今日は新鮮な果物を買うことがでました」と満足そう。女性(89)は「暑い日などは外に出歩くこともできなかった。地域のみなさんに感謝してもしきれません」と話した。

静岡新聞社

最終更新:9月3日(土)8時18分

@S[アットエス] by 静岡新聞