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【巨人】これじゃ日本一なんて…小林、走者にタッチせず2点目献上

スポーツ報知 9月3日(土)6時7分配信

◆巨人7―8中日(2日・東京ドーム)

 巨人は最下位の中日に逆転負けで2連敗。9月は黒星発進となった。2点リードの6回、内海が福田に同点2ランを被弾し、高橋に勝ち越し打を許すなど、一挙5失点。6回途中8失点で6敗目を喫した。初回1死満塁では平田の右前適時打で長野が本塁へストライク返球したが、小林誠が二塁走者の森野にタッチせず、打者走者をアウトにするため二塁に送球するミスを犯した。ここ8試合で1勝7敗と苦しむチームの現状を、巨人担当の水井キャップがひもといた。

【写真】小林誠はアウトのタイミングなのに二塁走者・森野にタッチにいかず…

 窮地に追い込まれても、G党は最後まで声をからして応援した。だが1点が届かなかった。いや、ムダなミス、失点が多すぎたと言うべきか…。ファンが失望する姿勢、プレーだけは見せてはいけない。先にはクライマックスシリーズ(CS)が待ち、日本一奪回への道は残されている。この日のような隙を露呈しては、希望は閉ざされてしまう。

 まずは内海だ。2点のリードを奪った直後の6回。先頭の森野に中前安打を打たれ、福田に一発を食らった。左腕は両手をひざにつけ、下を向いてうなだれた。打線の、度々の援護に応えられない悔しさからだろう。でもここでは、後続を断つことへ、すぐに切り替えないといけない場面だった。

 初回の2失点を攻撃陣は2回に同点とし、3回に1点を奪った。4回に平田に同点ソロを浴びても、5回に再び2点を勝ち越した。今日は打ち合って勝つ。内海に白星を―。そんな打線の意気込みを感じないわけがない。過去に2度も最多勝に輝いた百戦錬磨の男であり、粘りの投球が身上でもある。なのに、直後の平田を四球で歩かせ、堂上、高橋の連打で勝ち越しを許した。内海は「修正しようと思って確認しながら投げていたんですけど…。野手の皆さんが取ってくれた後のイニングに…。本当に最悪。申し訳ないです」と消え入りそうな声で謝罪した。8月26日のDeNA戦(横浜)では8安打6失点で1回KO。それ以来となる背水登板だったが、6回途中を8失点と炎上した。

 同点2ランを打たれたタイミングで交代を告げても良かった。だが、由伸監督は「何とかそうして(切り替えて)ほしかった」と続投させた。「良くなる気配が最初からなかったというのはあるけど」と状態の悪さを把握していながらも、先に控えるCSで期待しているからこその決断だった。「先発なんだから、1イニングでも(多く)投げてもらわないといけない」とも指揮官。今後の起用法を再考せざるを得なくなった。

 内海だけではない。初回にも“ありえない”プレーが起きた。1死満塁。平田が右前適時打を放ち、二塁走者の森野もホームを狙った。右翼から長野はワンバウンドでストライク返球。余裕でアウトのタイミングだった。だが捕手・小林誠はタッチにいかなかった。なぜか、打者走者の平田を一、二塁間で挟殺しようと、二塁に送球した。その瞬間、スタンド中がどよめいた。わざわざ2点目を献上したプレーにファンからは「えっ!? タッチいらないの?」と疑問の声が相次いだ。

 首位・広島に13・5ゲーム差まで離された。08年に最大13ゲーム差から逆転優勝した「メークレジェンド」を超えてしまった。だが、由伸監督は言う。「とにかく一戦必勝でやるだけ」。最後の最後に笑うためには、それしかない。(巨人担当キャップ・水井 基博)

最終更新:9月3日(土)8時32分

スポーツ報知

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