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作新学院・今井達也の“新球”に日米10球団スカウト仰天

日刊ゲンダイDIGITAL 9月3日(土)13時24分配信

「夏の甲子園では150キロを超すストレートが右打者の外角低めにビシビシ決まった。速球の球威や球質に加えて、とにかく制球が良いことにビックリしたけど、それだけじゃなく、あんな球まで持っていたとは……」

 U─18アジア選手権の日本代表を追い掛けるプロ球団のスカウトが台湾のネット裏でこう言って舌を巻いた。

 8月31日の台湾戦に先発、4回3分の1を6安打無失点に抑えた今井達也(作新学院)に関してだ。

 今井は今夏の甲子園の優勝投手。計616球を投げてチームを全国制覇に導きながら、甲子園ではほとんど投げなかった変化球を温めていた。その球を台湾で披露したから、ネット裏に陣取る日米合わせて10球団以上のスカウトが仰天したのだ。

「タテの大きなカーブですよ。いったんフワッと浮き上がってから、ストンと落ちる。打者のタイミングを外すいい変化球なのに、甲子園ではほとんど投げなかった。ストレートとスライダー、あとはチェンジアップかパームボールか沈む変化球だけで十分、打者を打ち取れた。投げなくても勝てたのでしょう。けれども、台湾ではマウンドが合わずに、ストレートが走らない。それで投球の幅を広げようと、タテに割れるカーブを解禁したのでしょう」

 ある作新学院OBによれば「甲子園でも1、2球は投げてたし、練習試合でも1試合で数球、使っていた」と言う。

 甲子園の優勝投手になったことで、プロの評価はうなぎ上り。甲子園が終わった時点で、スカウトたちの間では「ドラフト1位は確実」と言われていたが、実はまだ底を見せていなかった。さらなる引き出しを持ち合わせていたことで、プロ側の評価はさらに上昇しそうな気配だ。

最終更新:9月3日(土)13時24分

日刊ゲンダイDIGITAL

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