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高倉健さんドキュメンタリー映画、モントリオール世界映画祭で公式上映

スポーツ報知 9月3日(土)13時52分配信

 【モントリオール(カナダ)】2014年11月10日に83歳で亡くなった俳優・高倉健さんを題材にしたドキュメンタリー映画「健さん」(日比遊一監督、日本公開中)が2日(日本時間3日)、第40回モントリオール世界映画祭で公式上映された。

 健さんは1999年に「鉄道員」で同映画祭の主演男優賞を受賞。2012年に「あなたへ」が出品された際には現地を訪れ、公式訪問で感激の涙を見せるなど、思い出のある映画祭だ。しかし、今年は開催直前になって主催者側の資金面などの問題が勃発し、大幅に規模を縮小したため、「健さん」も一時は上映リストから外れていた。

 上映できないかも、というウワサを聞いた日比監督が「そんなバカなことはない」と、カナダ大使館などに連日連絡を取り、上映に向け奔走。29日に当初の予定とは別の「ウトルモンシアター」での上映が決まり、日比監督も現地に駆けつけた。

 日比監督は「健さんにとって記念すべき映画祭なので、どの映画祭よりも出品にこだわった。この街で健さんのことを再確認して欲しくて、どうしても上映して欲しかった」。無事に上映できたことに胸をなでおろした。上映後は現地の観客や、他国のメディア関係者からも大きな拍手が起き、監督は握手攻めに。「とても光栄なこと。撮影を始める前から、この映画祭が一番の締めくくりになると思っていたので、監督をやらせていただいた役目を果たせた感じ。肩の荷が下りました」と笑顔を見せた。

 作品は「ブラック・レイン」で共演したマイケル・ダグラス、マーティン・スコセッシ監督、ジョン・ウー監督ら海外の映画人、降旗康男監督や山田洋次監督、健さんの実妹の森敏子さん、40年来の付き人だった西村泰治さんら20人以上が、健さんとのエピソードを紹介。健さんの生き様に迫り、知られざる姿を描く。日比監督は「日本人にとって当たり前に有名な健さんを、世界の人にも知ってもらいたい」と話した。

最終更新:9月20日(火)2時1分

スポーツ報知