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世界遺産、夢の融合 本美濃紙と合掌家屋

岐阜新聞Web 9月3日(土)9時12分配信

 岐阜県美濃市は、ユネスコ無形文化遺産の本美濃紙を提供し、大野郡白川村の世界文化遺産「白川郷合掌造り集落」にある合掌家屋「神田家」の障子を張り替える。秋の行楽シーズンに合わせて二つの“世界遺産”が連携して両自治体の魅力を発信し、広域観光につなげようという狙いだ。
 両市村は昨年、世界遺産登録20周年を記念して集落内で「美濃和紙あかりアート」を展示するイベントを開催。観光客に好評だったことから、今年も世界遺産連携事業として張り替えを見せることにした。神田家は江戸後期の建造と伝えられる。風格のある造りが特徴、一般公開されている。いろりを使っていることから年に数回、すすが付いた障子を機械すきの和紙で張り替えている。
 市は本美濃紙約70枚を提供し、本美濃紙の張り替えを指導する市内の表具師を派遣、作業のこつを伝える。今月中旬から行う予定で、神田家前に本美濃紙の製造工程を紹介する看板を置く。
 武藤鉄弘市長は「本美濃紙の良さを大勢の人に見てもらいたい」と話している。

岐阜新聞社

最終更新:9月3日(土)11時23分

岐阜新聞Web