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柳田から「頼みますよ」 代役3番の江川4出塁

西日本スポーツ 9月3日(土)8時53分配信

■一塁から激走生還

 3番打者ではない。3番目の打者だと受け止めていたから、集中できた。プロ12年目で初のクリーンアップに入った江川だ。骨折離脱の柳田に代わる3番を任され、5打席のうち4出塁。つなぎ役をこなし、優勝マジックの今季初点灯に貢献した。

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 「クリーンアップを打つ、というような気はしなかった。緊張とかはなかった」。1点を追う4回は先頭で中前打。則本の直球に食らいついて好機を演出した。「前後もいい打者がいる」。続く内川の左翼線二塁打で長駆生還。左翼ウィーラーの緩慢な動きもあったが、捕手のタッチをかわしてホームにかえってきた。

 1点リードの7回1死一、二塁では死球で出塁し、内川の2点適時打につなげた。同点の9回1死二塁では松井裕から四球を選び、松田の勝ち越し打を呼び込んだ。1軍再昇格を果たした8月24日以降、出場9試合で打率4割4分、出塁率は5割7分6厘まで跳ね上がる。

 「常に自分のバッティングを心掛けて、それが四球という結果になった。気負うことなく流れをつくっていこうと、自分の役割に徹してくれた」。3番で起用した工藤監督は絶賛した。

■12年目プロ初中軸

 2学年後輩の柳田からは、1日の試合後に「頼みますよ」と思いを託された。返した言葉は「おまえも早く治せ」。入団時からかわいがってきた上に、柳田の高い能力は理解しているから、早期回復を願っている。ただ、チーム内での競争に勝たなければ、先はない。与えられたチャンスをつかみ取るためにも、目の前の1打席に全身全霊をかけて臨む。

 「柳田の代わりが務まるかは分からない。あいつと同じことはできないけど、一生懸命やるだけ。自分にできることをする」。10月末には30歳になる。しぶとく、泥くさく、地道に出塁を重ねていく。

=2016/09/03付 西日本スポーツ=

西日本スポーツ

最終更新:9月3日(土)8時53分

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