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佐賀県内、4日深夜に最接近か 台風12号

佐賀新聞 9月3日(土)12時48分配信

 強い台風12号は2日も勢力を強めながら奄美大島の南海上を北上した。佐賀県内は4日夜から暴風域に入ることが予想される。深夜から翌5日未明にかけて最接近し、大荒れの天気になる恐れがあり、各地で警戒を強めている。

 気象庁によると、台風は2日午後9時現在、奄美大島の南東約140キロを時速約10キロで北へ進んだ。中心気圧は965ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。中心から半径60キロ以内は風速25メートル以上の暴風となっている。

 佐賀地方気象台によると、台風が予報円の中心を通った場合、県内は4日昼過ぎに風速15メートル以上の強風域に、夜の始めには25メートル以上の暴風域に入る見通し。

 西日本有数のナシ産地の伊万里市では2日、台風の動きや勢力にやきもきしながら収穫を急いだ。露地ものの「豊水」がピークを迎えていることに加え、晩生種の収穫も控えており、農家は「何とか進路がそれてほしい」と念じていた。

 県教育委員会によると、3~4日には多くの小中高校が土曜授業や体育祭、文化祭を予定しているが、台風の進路を見極めて実施するかどうかを判断する。特別支援学校4校と杵島郡大町町の大町ひじり学園は5日の休校を決めた。佐賀市と鳥栖市は5日の学校給食の取りやめ、登校の場合は弁当持参を呼び掛けた。

 イベントでは、4日の佐賀市の佐賀駅バスセンターまつりや武雄市の武雄マルシェ、藤津郡太良町のビーチバレーボール大会、神埼郡吉野ケ里町の「吉野ケ里夢ロマン軽トラ市」などの中止が決まった。鹿島市の国道207号で3日に予定されていた交通イベントも取りやめになった。

 唐津城跡文化財調査現地説明会は4日から10月1日に延期。2日間の予定だった唐津市七山の「からつ七つの島物産展in鳴神の庄」は3日だけ開かれる。

 伊万里市と武雄市の防災訓練は4日の実施を見送る。

最終更新:9月3日(土)12時48分

佐賀新聞