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北海道の台風豪雨 ジャガイモ・タマネギ高騰 カレー店も“直撃”

日本農業新聞 9月3日(土)7時0分配信

 台風10号の影響が、食卓に欠かせないカレーにも及んでいる。豪雨で流されたタマネギやジャガイモを中心に仕入れ値が高騰しているためだ。北海道発祥の「スープカレー」を提供する店では、高値にも負けず道産を使い続ける方針。ただ、このまま高値が続けば、販売価格に転嫁せざるを得ない状況だ。

北海道産使用「諦めぬ」 もはや値上げしか・・・

 原料に道産野菜を使ったスープカレーを提供するレストラン「イエローカンパニー」(東京都渋谷区)店長の大竹雅人さん(42)は、タマネギの仕入れ値が「前年に比べ2倍以上に高騰している」と漏らす。「春先の九州豪雨の影響で前年より1.5倍の高値になり、今回の台風の影響でまた一段上げた」。店にとってタマネギは必須。1食当たりのスープに約2分の1個を使う。

 カレーに使う道産野菜は4種類。ニンジンやジャガイモも前年より1.5倍ほどに値上がりしているという。中でも最も影響が大きいのがタマネギだ。

 北海道苫小牧市の出身の大竹店長は「テレビのニュースでタマネギが流されているのを見ると涙が出る。仕入れ値は高いが、道産をできるだけ使って応援したい」と力を込める。ただ、物流は滞っており「価格を上げる要因しかない。これ以上、仕入れ値が上がれば価格転嫁も考えなくてはならない」。

 愛知県一宮市のスープカレー店「ココペリツリーピープル」も同様だ。道産のジャガイモ、カボチャ、ニンジン、タマネギを使っているが、特に不足しているのがタマネギという。

 北海道釧路市出身の店長、福田健さん(34)は、卸売業者から「1箱(20キロ)2000円のタマネギが、台風の影響で9月以降は4500~5000円と約2.5倍になると言われた」と困惑。それでも「産地を変えるとカレーの味が変わる。当面は値上げで対応するしかない」とし、道産を使い続けるという。

 「友人で農業をやっている人も多いので、心配。常連客で産地に対して何かできないか話している」とエールを送る。

品薄高 顕著に

 青果物情報センターのデータによると、8月21日から31日までに東京都中央卸売市場で入荷したタマネギ、ジャガイモのそれぞれ8、9割を北海道産が占める。道産タマネギの価格は台風の影響で1キロ153円と前年と比べて32%高。入荷量は3225トンと16%少なかった。ジャガイモも20%高の同143円、入荷量は6%減の2713トンだった。(金子祥也、鈴木薫子、藤川千尋)

日本農業新聞

最終更新:9月3日(土)7時0分

日本農業新聞

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