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塩素剤で爆発音、プール廃液撤去 有毒ガス発生の危険恐れ、福井市

福井新聞ONLINE 9/3(土) 8:31配信

 福井市照手3丁目の市三秀プールで1日、期限切れの3種の消毒用塩素剤をプール内の雨水に溶かして廃棄した際に大きな爆発音がした問題で、市は2日、残っていた廃液を撤去した。有毒な塩素ガスが発生する危険性があるためで、廃棄物処理業者と職員が回収に当たった。一方で市は再発防止策についても検討。今後は専門の業者に委託するなどして適切に廃棄するという。

 廃液は7・8立方メートルあった。同日、廃棄物処理業者が中和剤を流し込んで塩素ガスが発生しないよう廃液を安定させた後、ポリエステル製コンテナにポンプで廃液をくみ上げた。溶け残った塩素剤も市職員らがスコップですくい、バケツに回収。コンテナとバケツはプール敷地内に仮置きし、週明けにあらためて業者に処分を委託する。

 同プールの管理棟には期限切れの塩素剤がまだ約100キロ残っており、こちらも合わせて処分する。有効期限前の塩素剤は来年に小学校のプールなどで活用。その後は保管せずに使い切るように努め、市スポーツ課は「それでも残った場合には、同じように業者に頼むなどして廃棄する」としている。

 3種の塩素剤はいずれも「混合禁止」の注意書きが包装紙に書いてあった。市によると、水に溶かすと一つがアルカリ性、残り二つが酸性の水溶液になるといい、特に酸性になる塩素剤の一つはアルカリ性の液体と反応しやすいという。このために爆発が起こったとみて、市はさらに調査を進める。塩素ガスは、吸い込むと気道の炎症や肺気腫などを引き起こす危険性がある。

福井新聞社

最終更新:9/3(土) 8:31

福井新聞ONLINE