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渋谷ハチ公前「青ガエル」に過去最大の落書き なぜなくならぬ愚行

乗りものニュース 9/3(土) 13:49配信

ハロウィーンも課題

 2016年8月27日(土)の午前0時50分ごろ、渋谷駅前のハチ公前広場に設置されている元・東急5000系電車、通称「青ガエル」が、何者かによって落書きされるという事件が起きました。この「青ガエル」を所有する渋谷区によると、その車両にこれだけ大きく落書きされたのは今回が初めてだそうです。

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 落書きされた元・東急5000系電車は1954(昭和29)年、当時の最新技術を導入して誕生。下ぶくれの前面デザインと塗色から「青ガエル」と通称された、東急電鉄を代表的する車両のひとつです。東急電鉄のターミナルである渋谷。そのハチ公前広場へは2006(平成18)年に設置され、渋谷区の観光案内所として、待ち合わせ場所として、またそうした過去の歴史を伝える存在として、人々に親しまれています。いまも現役で走っているこの車両はありません。

 今回の落書き事件を受け、渋谷区の商工観光課は「9月2日金曜日に落書きを半分ほど消すことができました。残りも後日、消去する予定です。また10月末にはハロウィーンで渋谷駅周辺に多くの人が集まるため、対策を考えています」と話します。

ひどい破壊行為が発生していた例も

 この「青ガエル」のように、街の人のために開放されていた保存車両が心無い人によって被害を受ける事件はしばしば起きています。

 東京メトロ東西線・南砂町駅前にある「新砂あゆみ公園」(東京都江東区)には、かつて東西線を走行していた営団地下鉄(現・東京メトロ)5000系電車が設置されていました。しかし、再三の注意や落書きの除去などにもかかわらず破壊行為が連続。2013(平成25)年、工事による公園の一部閉鎖とともに撤去されてしまいました。

 今回の「青ガエル」落書き事件を受け、それを管理をする渋谷区は「マナーの向上も呼びかけていきたい」としています。

乗りものニュース編集部

最終更新:9/3(土) 19:48

乗りものニュース