ここから本文です

カノエラナは1人だけど2人制!

ニッポン放送「しゃベル」 9月3日(土)20時43分配信

カノエラナ・インタビュー

 8月31日、1st mini album「カノエ参上。」をリリースし、メジャーデビューを果たした佐賀県唐津発の新時代シンガーソングライター・カノエラナ。レギュラーラジオ番組の収録直後の彼女にその独特な音楽性から人間性までを縦横無尽に聞いてみました。

■その服、私服ですか?

カノエラナ:普段から普通にこういう服着てます。これ、死神みたいですよね(笑)あと和服の羽織とか…。髪が緑なのは、一番好きな色だからです。

■カノエラナさんのライブはバンド編成でロック全開ですが、家に帰ると趣味はアニメ鑑賞なんですよね。「カノエラナ」を構成する要素として、ロックとアニメの比率はどちらが強いんですか?

カノエラナ:半分・半分ですね。

■音楽はロックを聴いていたんですか?

カノエラナ:ぜんぜんそんなことないです。アニソンばかり聴いていました。あとは父親の影響でEGO-WRAPPIN’、THE BLUE HEARTS、JITTERIN’JINN、JUDY AND MARYを聴いていて…あ、このへんはロックかもしれないですね。

■以前はもっと尖った歌詞を書いていたような気がするのですが、自分で何か変化のようなものは感じていますか?

カノエラナ:言われてみれば、以前は今みたいな“ポップさ”は無かった気がします。昔はロックの方に寄ってました。周りの人から「もっとこうしたら」というアドバイスを色々実践していました。でもそれがどうも自分には合っていないような気がしていたんです。その境目が「30秒動画」です。「30秒動画」をやり始めて「あ、私こっちだ!」って。

■みんなが聴きやすい曲の方が合っていたということ?

カノエラナ:そうです。分かりやすい方が、自分のテンションも上がるし、ライブもやりやすいし皆の反応も分かるから絶対こっちだなと思ってシフトチェンジしました。

■そうなんですね!勝手にすごく「尖っている人」というイメージを持っていました。Twitterを見ていると「自宅警備に励もう」とか言っていたり、雄叫びが呟かれていたり、ナナメな発言が多いので…

カノエラナ: う~ん確かに。なんでだろう…

■性格が悪いの?(笑)

カノエラナ :性格悪いです!そうなんです!すごい悪いです。(笑) 例えば歩いてる時、人にぶつかられたりすると謝らないで「チッ」って言って、佐賀弁で「なんしょっか?」って言ってしまったり。背が小さいから、電車の中でもカバンをぶつけられたり、ティッシュ配りが顔にあたったりするので言っちゃうんですよね。「あー私口悪いな」って思います(笑)

■写真もガン飛ばしてるみたいに見えるんだけど…

カノエラナ:そうなんです、私の写真、顔が全部怖いんですよ!笑うと目がなくなっちゃうんですよ。でも「笑って」って言われるので、真顔しかなくて。でも雰囲気悪いし怖いって言われるので口を曲げてみたり、おちゃらけたポーズをとったりしちゃうんです…。

■曲のタイトルにも「ヒトミシリ」てあるように、自分は人見知りだってよく言っていますが、本当なんですか?けっこうお喋り上手ですよね。

カノエラナ:それはスイッチです(笑)仕事の時は切り替えのスイッチ入れてます。だから、それを切った時の“だらーん感”はハンパないです。喋らなくなりますね。できるだけ人といる時はオンにするようにしています。友達といる時はオフですね。

■歌詞は自分のことを書いているんですか?

カノエラナ:私のことを書いてますね。それが「自分にもあてはまる」って思ってくれる人が増えればいいなって思って。「どうしても共感してほしい、私の歌を聴けーーー!!」っていうのは、歌う時にカノエラナさんがやってくれます。普段の私の方が、ネクラな歌詞を書いて、カノエさんがそれをポップに歌ってくれています。

■人生でした一番悪いことはなんですか?

カノエラナ:佐賀にいた時に、藁人形を作って実家の前に並べてたことですね。お母さんが帰って来て、「なにこれ!」って。藁人形がカワイイと思ってやったことなので、悪気はなかったんです。「悪いことしよう」と思って悪いことをしたことはないです。むしろ未成年でお酒とかタバコをやっているヤンキー的な子たちのことは「プップー、だっさ!」という感じで笑ってる方でしたよ。

■ラジオで「スラムダンク」の話とかしてましたけど、世代ではないですよね?昔のアニメもけっこう詳しいんですか?

カノエラナ:父親が好きだったので色々見てました。

■お父さんってどんな人だったんですか?

カノエラナ:すっごい変わった人です。母も「ああいう人はいないんじゃないかな」って。私は、顔も行動パターンも、アニメ好きなところも父親似です。友達付き合いも少なくて、一緒に遊びに行ったりすることもほとんどなかったんですよ。

■学校の環境はどんな感じでしたか?クラスにはどんな人たちがいたんですか?

カノエラナ:ヤンキーが3分の2で多めで、3分の1が大人しめなタイプでした。私はその間くらいのポジションで、見た目はヤンキーっぽいんですけど中身はアニメオタクみたいな(笑)休み時間はアニメ好きな友達と集まって絵を描いていました。どっちとも仲良くできてて、ヤンキーに呼ばれて恋バナの相談に乗ったりもしました。で、戻ってきてアニメトークしたり。人気者ではなく、中途半端なヤツでした。

■委員会とか、役職はついてた?

カノエラナ:生徒会の生活部長(風紀委員)をやっていました。あとソフトテニス部の副部長。朝みんなが登校してくる所に立って、身だしなみチェックをする役目です。「はーい。スカート短いでーす。マフラー外してくださーい」みたいな(笑)先生からは謎の信頼を受けていました。ヤンキーか、無気力な生徒しかいないので、他にやってくれる人がいないから「お願いだからやってくれ」って頼まれていました。

■では音楽の話を…。「30秒動画」を始めたのっていつですか?

カノエラナ:1年半くらい前です。その前はライブを半年くらいやっていました。

■人前で何かをやるのは好きだったんですか?

カノエラナ:そんなに好きではないです。でもわりと大丈夫な方です。もう1人のカノエラナがやってくれているので。生徒会の時もそんな感じでした。

■今回のデビューアルバムで一番、「これは自分の内面だ!」という歌詞はどれですか?

カノエラナ:「My World」ですね。私のリアルな過去の話なので、それこそ藁人形を作ったり、魔女図鑑を読んでたというエピソードが書かれています。歌詞を書くときに「中二病」についてすごく考えました。周りからアドバイスももらったんですけど「それ全然、中二病じゃないよ!普通のことだよ」って思うことが多かったです。「中二病」の気持ちを大事にしようって思っていました。

■「中二病」に誇りを持っているんですね。逆に、「恋する地縛霊」の歌詞を聴くと、人の気持ちを勝手に想像したりするのも好きなのかなと思ったのですがどうですか?

カノエラナ:好きです。それはアニメの影響が大きいのかも。人と会話をするのが好きじゃないから、アニメを見て「あの人はこう思ってるのかな」と考えてたんですけど、そこに答えは無いじゃないですか。その作品で完結しているから。だから好き勝手妄想していました。今は電車に乗っている時に人を見て「あの人すごい喋ってるけど、隣の人嫌がってる(笑)」とか見ていたり。最近は自分が人と喋っている中で生まれる物語を書くと面白いし、色んな人に「分かるわぁ」と言ってもらえるのが楽しいですね。

■じゃあ、人が好きなんですか?

カノエラナ:嫌いだけど好き!

■ラジオ「オールナイトニッポンモバイル」をやって変わったことはありますか?

カノエラナ:喋ることに慣れました。好きにはなれないですけど、やっぱり。
「喋るの好きじゃない人が、がんばって喋っているラジオ番組」ですね。

ニッポン放送

最終更新:9月3日(土)20時43分

ニッポン放送「しゃベル」