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いじめの有無や背景どう判断 中1男子自殺、東北町教委が審議会組織

デーリー東北新聞社 9月3日(土)12時42分配信

 東北町立上北中1年の男子生徒が2学期を目前に自殺した問題で、町教委は2日、第三者でつくる付属機関「東北町いじめ防止対策審議会」を組織した。教育関係の有識者ら6人で構成。遺族や学校側からの聞き取り、生徒が残した書き置きなどの資料を基に調査を進める。いじめの有無や自殺に至った背景について、どのような判断を示すのかが焦点となる。

 生徒は8月19日に自宅の小屋の中で自殺。自宅と小屋から自筆のメモが発見された。自宅にあった遺書とみられる書き置きでは、いじめに遭っていたことを訴え、加害者とする人物の名前なども記していた。

 審議会の委員は元小学校長、元中学校長、スクールカウンセラー、人権擁護委員、学識経験者2人の計6人。これに臨時の委員として各分野の専門家らを加え、それぞれの見地からの意見も聞く。

 2日に町内で開いた初会合では、冒頭、全員で黙とうして生徒の冥福を祈った。漆戸隆治教育長が委員に委嘱状を手渡した後、非公開で協議した。

 町教委によると、元小学校長の荒谷国人氏を会長に選出。▽いじめの有無に関する事実関係▽死に至った過程や背景▽再発防止策―の3点について、審議会に諮問した。

 荒谷会長は終了後の取材に「委員のさまざまな意見を集約し、慎重、丁寧に審議したい」とした。町教委は審議会の答申を受け、最終的に斗賀寿一町長に報告する。

 2回目の会合は今月中旬を予定。学校側から提出される新たな報告書や、町教委が近く実施する遺族への聞き取りなどを基に、本格的な話し合いに入る。

デーリー東北新聞社

最終更新:9月3日(土)12時42分

デーリー東北新聞社