ここから本文です

猪苗代の6スキー場が共通パス販売へ 「ライバル」一致団結

福島民友新聞 9月3日(土)10時39分配信

 猪苗代町の猪苗代観光協会は本年度、町内6スキー場のリフトが使える「共通シーズンパス」を初めて販売する。長年にわたるスキー人口の減少や東日本大震災と原発事故による風評被害払拭(ふっしょく)へ、本来はライバル関係の各スキー場が一致団結して猪苗代の冬を熱く盛り上げる。

 パス発売へ協力するのは同町の沼尻、猪苗代リゾート、猪苗代、ファミリースノーパークばんだい×2(ばんだいばんだい)、箕輪、リステルスキーファンタジアの6スキー場。昨期、雪不足などを受けて、同観光協会スキー場部会(樋口弘明部会長)が3月から協議を始め、冬季初めての協力に踏み切った。

 同部会は10月中のパス発売を目指している。利用期間は11月12日から来年4月9日で、一般3万5000円、小学生1万円(いずれも税込み)の予定。早朝やナイター営業の時間などを除き6スキー場のリフトが何度でも利用できる。同観光協会で販売する予定。

 6スキー場は2011(平成23)年から風評被害払拭のためオフシーズンに「ゲレンデ逆走マラソン」を共同開催。猪苗代スキー場総支配人の樋口部会長(47)は「6年間の『逆走』を通じて各社が顔を合わせてきたことで、協力する土壌ができた」と成果を語る。「逆走」発起人の佐藤勇一リステルスキーファンタジア総支配人(58)は「冬の集客回復へ始めたイベント。今回の協力では本来の目的通りに冬を盛り上げたい」と意気込む。

福島民友新聞

最終更新:9月3日(土)11時1分

福島民友新聞