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[欧州新シーズンプレビュー 1]名実ともにプレミアは世界最高に 監督のクオリティが明暗を分ける

theWORLD(ザ・ワールド) 9月3日(土)16時52分配信

舞台が整ったプレミア 海外から多くの名将が集結

2016-17シーズンのテーマは“知恵比べ”だ。バイエルン・ミュンヘンのカルロ・アンチェロッティ、アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネを除く世界的な名監督が、新シーズンのプレミアリーグに集結。彼らが練り上げる戦略・戦術の巧拙が、各チームの行方を左右するに違いない。プレミリーグ初挑戦となるジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ)とアントニオ・コンテ(チェルシー)、夢にまで見たマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任したジョゼ・モウリーニョ、短期間でトッテナム・ホットスパーを整備したマウリシオ・ポチェッティーノ、そして名門リヴァプールを、誰にも負けない情熱で復活に導こうとするユルゲン・クロップ。彼らのベンチワークとコメントが、世界中のメディアを喜ばせるに違いない。

しかし、イングランドのプロリーグにもかかわらず、8月15日時点でイングランド人の監督はクリスタルパレスのアラン・パーデュー、ボーンマスのエディ・ハウ、バーンリーのショーン・ダイチ、そしてハル・シティのマイク・フィーラン(暫定人事)……。わずか4人しかいない。英国系もウェールズ人のトニー・ピューリス(ウェストブロムウィッチ・アルビオン)、マーク・ヒューズ(ストーク・シティ)、スコットランド人のデイビッド・モイーズ(サンダーランド)の3人だけで、彼らの主戦場は残留争いとなる見込みだ。トップランクのチームを所有するオーナーは、英国系の監督にまったく興味を示していない。プレミアリーグやチャンピオンズリーグで成功を得るには、大枚をはたいてでも外国人監督を──といった傾向が非常に強い。

国産の監督は育たず 残留争いが関の山

なぜ英国系は敬遠されるのか。基本的にノープランだからだ。さきのEURO2016でも、ロイ・ホジソン監督(当時)は選手の能力におんぶにだっこ。窮地に陥った際の代案を用意しておらず、“稀代の間抜け”であることを露呈した。たとえばピューリスのように、「我々は点が取れない。したがってプレミアリーグの座を守るには、低めのライン設定が基本。エンターテインメント性は排除」と覚悟が決まっていれば評価できる。コレクティブなスタイルを導入し、戦力不足を補ったハウの努力も認めなければならない。しかし、多くの監督がなんとなくピッチに現れ、仏頂面を下げてベンチにただ座っているだけだ。対戦相手を研究してきた気配がない。つまり、監督としての責務をまっとうしていないのだ。莫大なテレビ放映権料により、英国系指導者のギャランティは右肩上がりのようだが、評価は下がりっぱなしだ。

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最終更新:9月3日(土)16時52分

theWORLD(ザ・ワールド)

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。