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中ノ沢こけし...新系統に認められず 「議論の盛り上がり必要」

福島民友新聞 9月3日(土)11時6分配信

 猪苗代町の中ノ沢こけしが、伝統こけしの新系統として独立を目指し出品された「全国こけし祭りコンクール」の審査会最終日が2日、宮城県大崎市の鳴子温泉で開かれた。審査員から「愛好家らのさらなる議論の盛り上がりが必要」などと意見が出されたため、今回は独立系と認められなかった。

 中ノ沢こけしは全国11系統ある伝統こけしのうち、土湯系の亜流とされてきたが、同町などの工人でつくる「中ノ沢たこ坊主会」が12番目の系統として認められるよう訴え、独立の機運が高まっていた。

 同コンクールには「中ノ沢こけし」系統を名乗って6人の工人が17作品を出品。審査した研究者、学芸員からは「独立系と認める愛好家らの議論の盛り上がりが少ない。時期尚早ではないか」などとして作品は従来通り土湯系として審査された。

 審査結果を受けて、同会の柿崎文雄会長(69)は「次の全国大会でも中ノ沢を名乗って、一歩一歩前進するしかない」と語った。同会は10月と来春の全国大会にも出品、独立をアピールしていくという。

福島民友新聞

最終更新:9月3日(土)11時6分

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