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韓国政府、韓進海運対策は清算の可能性に重点

ハンギョレ新聞 9月3日(土)20時17分配信

金融委「船舶など優良資産を現代商船が引受るように」 韓進海運、法定管理を申請… 2000人以上が失業の危機

 韓国政府が、韓進(ハンジン)海運の優良資産を現代商船が買収する方案を推進すると明らかにした。韓進海運が清算に至る可能性が大きいとみて、その過程で会社の資産の一部を買収するように対策を進めるという意味だ。結局、1977年にスタートした韓進海運は、歴史の裏側に消え、役職員と協力企業の職員約2千人は失業の危機を迎えた。

 金融委員会のチョン・ウンボ副委員長は、31日に開かれた金融市場点検会議で「韓進海運の法定管理により韓国の海運競争力の弱化を憂慮する意見がある。営業利益の創出に実質的に寄与する船舶はもちろん、海外営業ネットワークや核心人材の引き受けを積極的に推進する」と述べた。韓進海運はこの日、裁判所に企業再生手続(法定管理)を申請した。

 裁判所は企業の清算価値より残存価値が高いと判断する場合、再生手続を踏むが、逆の場合には会社を清算させる。裁判所が今後、韓進海運の実態調査を経て決めることだが、政府は清算になる可能性が高いと見ている。金融委関係者は「再生手続を踏むならば優良資産の引き受けを進める必要がない。海運専門家らが企業清算の可能性が高いとみている状況で、海運産業の競争力に対する心配があるため、韓進海運が保有する船舶の他、海外の主要拠点にいる人材や彼らの保有する荷主情報、営業ネットワークなどは現代商船が引き受けられるようにするという意味だ」と説明した。

 韓進グループの系列会社である(株)韓進は、すでに韓進海運の「最重要な営業資産」の相当部分を買収しており、韓進海運の再生可能性は下がっている状態だ。(株)韓進は今年6~7月にベトナム貨物ターミナルの中で立地が良いタン・カン・カイメップ・インターナショナル・ターミナル(230億ウォン=約21億円)、自社営業が可能なアジア8個の航路営業権(621億ウォン)などを買い取った。韓進海運のある幹部は、「数年前、結婚資金として自社株を買い、最近数千万ウォンを損した。今度は職まで失うのではないかと心配だ」とため息をついた。

イ・ジョンフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:9月3日(土)20時17分

ハンギョレ新聞