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涙に暮れたセウォル号聴聞会場…「どうか今回が最後にならないように」

ハンギョレ新聞 9/3(土) 7:09配信

セウォル号特別調査委員会の第3回聴聞会の二日目、遺族ら訴える 7月から政府支援の中止で一部の職員が離脱 「セウォル号の特別法を改正し活動保障すべき」

 「特別調査委員会も船体引き揚げも中止されるかと思うと、絶望的で恐ろしいです。市民の皆様、どうか今回の聴聞会が最後にならないように…」

 2日、4・16セウォル号惨事特別調査委員会(特別調査委員会)による第3回聴聞会のすべての日程が終わった後、セウォル号の犠牲者パク・ソンホさんの姉、パク・ボナさんが感想を話すと、聴聞会場のあちこちですすり泣く声が聞こえてきた。行方不明者の捜索作業に参加した民間ダイバーのファン・ビョンジュさんも「セウォル号事故は本当に痛ましいものだったから、いまだに罪悪感や申し訳ない気持ちを持っている」として、「特別調査委員会の存在が一筋の希望だったのに、真相究明もできていない状態で活動を終了させられるのは、とても残念だ」と話した。発言を聞いていたイ・ソクテ特別調査委委員長も目頭を赤くしていた。

 多数の証人が出席を拒み、釈然としない理由で貸館が取り消されるなど、悪条件の中で行われた3回目の聴聞会。これまで特別調査委員会の聴聞会を通じて、セウォル号事故当時の船内待機放送が、清海鎭海運の指示によるものだったことや、キル・ファンヨン元KBS(韓国放送)社長のセウォル号報道への介入情況などが明らかになった。しかし、政府の強制活動終了通知により、特別調査委員会は今月中に解体の危機を迎えている。今回の聴聞会が最後の聴聞会になる可能性も高くなった。

 すでに今年7月から政府の支援が中断され、職員たちの離脱も続いている状態だ。在職証明書がないため、銀行からも融資を受けられず、2カ月も給料が出ていない状況で生計も困難になり、耐えられなくなった人たちが特別調査委員会を去っている。6月末には58人いた特別職公務員のうち12人が退職した。特別委員会のある関係者は「聴聞会までは耐えてみようと言っていた職員が追加で退社する可能性もある」と話した。

 特別調査委員会は今後、これまでの調査資料を整理する作業を行う計画だ。特別調査委員会の関係者は「政府が掲げていた総合報告書や白書の作成ではなく、次の調査につなげるための整理作業」だと説明した。同日で39日目を迎えたソウル光化門(クァンファムン)広場でのリレーハンストはこれからも続けていく方針だ。4・16連帯のパク・レグン共同委員長は「特別調査委員会の聴聞会の結果を見ながら、調査する部分があまりにも多いということを改めて確認した」としたうえで、「真相究明とセウォル号事故のような悲劇を防ぐためにも、セウォル号特別法を改正し、特別調査委員会の活動を保障すべきだ」と話した。

キム・ミヨン、パク・スジン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:9/4(日) 22:09

ハンギョレ新聞