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虫の音響く未明の舞 八尾・風の盆

北日本新聞 9月3日(土)0時41分配信

 おわら風の盆が開かれている富山市八尾町中心部で2日未明、踊り手や地方衆が町流しに繰り出し、心行くまでおわらを楽しんだ。

 初日に9万人を集めた坂の町は午前1時をすぎると、観光客はまばらとなる。水路を流れる水とスズムシの音が響く中、遠くから地方衆が奏でる調べが聞こえてきた。

 西町や諏訪町では、住民やおわら愛好者が町流しをした。哀調を帯びた三味線や胡弓(こきゅう)の音色に合わせ、踊り手をすでに引退している女性たちが、かつてのおわらを懐かしむかのように、しっとりと舞っていた。

北日本新聞社

最終更新:9月3日(土)17時5分

北日本新聞