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ロシアのプーチン大統領、極東に賭ける-中国の勢力拡大に懸念も

Bloomberg 9月2日(金)12時36分配信

原油価格下落とウクライナ問題での欧米による制裁措置をに苦しむロシアは昨年10月、プーチン大統領の署名を経て極東に経済特区「ウラジオストク自由港」を設けた。

官僚主義を排し、かつて閉ざされていた沿海地方の都市、人口60万人のウラジオストクをモスクワよりもむしろ米ラスベガスに通じるような商業とカジノの中心地にし、投資呼び込みの前哨基地にするため、法に基づく前例のない手厚い投資家保護を打ち出した。

だがこの計画がうまく行き過ぎるという懸念もある。勢力を強める中国に過度に依存するリスクも抱え、極東地域侵略というロシアで古くからある恐れをすでに呼び戻しつつある。帝政ロシアの歴代皇帝は19世紀後半に清が弱体化するまで、人口が少なく資源の豊富なこの地域を完全に支配することができなかった。

政党ヤブロコの地元支部を率いるニコライ・マルコフツェフ元議員は「中国人がやって来ている。ロシアが弱りつつありことを認識している彼らは、中国の力が増していることも理解してており、100年もしくは150年かけこれらの地域を徐々にコントロールできると考えている」と述べる。

米国が世界覇権を握っているとみるプーチン大統領は、中国との協力を強化。同大統領は昨年12月、インドより広い土地にわずか630万人しか住んでいないこの地域の開発は、資金の出し手がどこであろうと投資を必要としている「国家的優先課題」だと議会に告げた。

プーチン大統領はウラジオストクで2、3両日開催される「東方経済フォーラム」に出席する。安倍晋三首相と韓国の朴槿恵大統領も同フォーラムに参加し、3首脳はその後、4、5両日開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に臨むため中国の杭州に向かう。

原題:Putin’s Gamble on Far East Las Vegas Stirs Fears of China Influx(抜粋)

Henry Meyer, Jake Rudnitsky

最終更新:9月2日(金)12時36分

Bloomberg

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