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プーチン大統領:米民主党全国委ハッキングは市民への奉仕-関与否定

Bloomberg 9月2日(金)15時0分配信

ロシアのプーチン大統領は1日、米民主党全国委員会(DNC)の多数の電子メールや文書がハッキングされたことについて、市民への奉仕につながったと述べた上で、米国が指摘するロシア政府の関与については否定した。

プーチン大統領はウラジオストクでブルームバーグ・ニュースのインタビューに応じ、「このデータを誰がハッキングしたかという点は重要だろうか」と問い掛け、「重要なのは、世間に公表された中身だ」と指摘した。

民主党のサーバーが今年、ハッカーに攻撃され、内部告発サイトのウィキリークスが7月の全国大会前に約2万通の電子メールを公開した事態について、米当局者はロシア政府のために働くハッカーの犯行だと指摘している。これらの文書で、ヒラリー・クリントン前国務長官と大統領選候補指名を最後まで争ったバーニー・サンダース上院議員の弱体化を党関係者が試みたことが判明し、デビー・ワッサーマンシュルツDNC委員長が辞任に追い込まれた。

2000年から政権を握るプーチン大統領とクリントン氏の関係は、09年の当時米国務長官だったクリントン氏による「リセット」の試みは奏功せず、以来ぎくしゃくした状況となっている。クリントン氏はロシアによる14年のクリミア併合を第2次世界大戦前にヒトラーが取った行動になぞらえている。

プーチン大統領はDNCのハッキングについて、「犯人捜しに関連するマイナーな問題を幾つか挙げることで、問題の本質から市民の注意をそらす必要はない」と述べ、「だが、もう一度言っておきたい。私はそれについて何も知らない。国家レベルでロシアはこれに全く関与していない」と強調した。

原題:Putin Says DNC Hack Was a Public Good, but Russia Didn’t Do It(抜粋)

John Micklethwait, Michael Riley, Stepan Kravchenko

最終更新:9月2日(金)15時0分

Bloomberg