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欧州債(2日):スペイン債、週間ベースで下落-政治混乱への懸念で

Bloomberg 9月3日(土)2時32分配信

2日の欧州債市場では週間ベースでスペイン国債が今年最大の下げを記録した。同国政治の行き詰まり感から売りが優勢となった。

スペイン下院では今夜、続投を狙うラホイ暫定首相に対する2回目の信任投票が行われる。ブルームバーグ・スペイン国債指数は前日までの4営業日で0.9%低下。これは週間ベースとしては昨年12月4日以来の大きな下げとなる。

ラホイ暫定首相の信任投票は再び否決されると大方みられている。その場合、1年間で3回目となる総選挙が12月に行われる事態へと近づく。スペイン国債は信任投票に至るまで、景気拡大と欧州中央銀行(ECB)の国債購入、ラホイ暫定首相が他政党と提携したことを受け、週間ベースで過去6週間のうち5回上げていた。

DZバンク(フランクフルト)の金利・デリバティブ(金融派生商品)アナリスト、レネ・アルブレヒト氏は「政局が静かだった中でスペイン国債は買われていた。成果を出さなければならない場面でしくじった」とし、「これで慌てた投資家が利益を確定させている」と語った。

ロンドン時間午後5時現在、スペイン10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.03%。前週末比での上げ幅は8bpに縮まったものの、6月17日終了週以来の大きな上げとなった。同国債(表面利率1.95%、2026年4月償還)価格はこの日、0.255上げ108.415。

原題:Spanish Bonds’ Worst Week Since June Shows Concern on Politics(抜粋)

Marianna Duarte De Aragao

最終更新:9月3日(土)2時32分

Bloomberg