ここから本文です

NY外為(2日):ドル小じっかり、雇用統計は不透明感を残す

Bloomberg 9月3日(土)5時27分配信

2日の外国為替市場のドルは一時の下げを埋めて小じっかり。8月米雇用統計で金融政策の道筋が明確になると期待していた投資家は、不透明感を抱えたままレーバーデーの3連休を迎えることになった。

雇用統計の発表を受けて、ドルはいったん下げたが、その後持ち直した。統計では雇用者の伸びと賃金上昇がいずれも予想を下回った。金利先物市場では9月利上げの確率が20%に低下した後、32%に戻した。12月までの利上げ確率は60%。

ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのアナリスト、ジョー・マニンボ氏は「雇用統計がドルの見通しを大きく変えなかったのは、結局12月利上げの線がずっと主流だったからだ」と説明。「金利をめぐる不透明感は残っている。米当局が利上げに動いたとしても、次々と追加利上げを実施することにはならないだろう」と述べた。

ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日から0.1%上昇の1184.44。ドルは対円でこの2週間で3.7%上昇して103円92銭。対ユーロでは同期間に1.5%高い1ユーロ=1.1156ドル。

8月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は15万1000人増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は18万人増だった。平均時給は前月比0.1%増。予想中央値は0.2%の増加だった。

シリコン・バレー・バンク(カリフォルニア州サンタクララ)の上級為替トレーダー、ミン・トラン氏は「全体のトレンドは崩れていない。今後も当局者からタカ派寄りの発言が出てきても驚かない」と話す。「市場の反応はまず、雇用データが予想より弱いというものだった」と述べた。

原題:Currency Traders Get No Clarity on Fed Outlook After Jobs Data(抜粋)

相場を更新し、第5段落以降を加えます.

Lananh Nguyen

最終更新:9月3日(土)6時42分

Bloomberg