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オーストリア航空、日本撤退 成田から最終便、27年の歴史に幕

Aviation Wire 9月4日(日)20時22分配信

 オーストリア航空(AUA/OS)の日本発最終便となる成田発ウィーン行きOS52便が9月4日午後出発し、オーストリアと日本を結ぶ唯一の直行便が27年の歴史に幕を下ろした。

 同社唯一の日本路線であるウィーン-成田線は1989年開設。成田着最終便となったOS51便(ボーイング777-200ER型機、登録番号OE-LPC)は、ウィーンを定刻より1時間45分遅れの現地時間3日午後7時35分に出発し、成田には4日午後1時25分(定刻は午前11時55分)に第1ターミナル31番ゲートへ到着した。

 この影響で、ウィーン行きOS52便は定刻より59分遅れの午後2時44分に出発した。

 最終便の客室乗務員らは機体を前に記念撮影し、別れを惜しんでいた。写真を撮り終えた客室乗務員の中には、涙ぐんでいる人の姿もあった。

 日本からの最終便となるOS52便が出発する際は、オーストリア航空日本支社の社員や、成田でカウンター業務を受託していた全日本空輸(ANA/NH)の地上旅客係員らが手を振って見送り、機長がコックピットから手を振り返していた。

 ウィーン-成田線は1日1往復(週7往復)運航。機材はボーイング777-200ER型機(308席:ビジネス48席、エコノミー260席)で、4月はウィーン発の月曜と木曜、成田発の火曜と金曜を運休し、週5往復に一時減便。5月2日から最終日までは再び1日1往復で運航した。

 オーストリア航空は4月6日にウィーン-上海線を開設。4月中は週5往復で、5月からはデイリー運航に増便した。また、成田撤退翌日の9月5日からは、ウィーン-香港線を週5往復で開設する。大きな成長が見込めない日本市場から、需要拡大が期待される中国市場へシフトする。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:9月4日(日)21時14分

Aviation Wire