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身体能力ってどんな能力? 今から鍛えても間に合う? 専門家に聞いてみた「運動能力とは別もの」

withnews 9月5日(月)7時0分配信

 リオ五輪などスポーツの解説でよく聞く「身体能力が高い選手」というフレーズ。そもそも「身体能力」ってどんな能力なのでしょう? 専門家は「身体能力と運動能力は別のもの」を説明します。知っていそうで知らない「身体能力」について、調べてみました。

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「身体能力と運動能力は対」

 話を聞いたのは、フィットネスクラブやスポーツクラブ事業を展開しているルネサンスの畑岡秀一郎さんです。

 「身体能力と運動能力は対の概念になっています」

 畑岡さんによると、身体能力とは、筋力、持久力、柔軟性など、体に元々備わっている能力です。

 一方、運動能力は、体が持っている身体能力を生かす能力で、テクニック、パフォーマンスという技術的な能力を指します。

技術力が入ると測れない

 畑岡さんは「身体能力は基本的に技術を含めない能力なので、測る方法は測る対象にあわせて、いろいろあります」と言います。

 握力なら握力計、柔軟性を測るためには、上体起こし。持久力を測るためには、1000メートルや1500メートル走の記録などを使います。

 一方、ボール投げや、砲丸投げには、筋肉だけなく技術力も入ってくるので、身体能力を測るには不適切だとされています。

ダーツにも必要

 「身体能力は人のごく基本な能力であるため、どんなスポーツをやっても、あるに越したことはないです」。そう強調する畑岡さん。

 たとえば、バーなどにもあるダーツ投げ。最近はスポーツとしても認知度が上がっていますが、基本的に動作はシンプルです。それでも体を安定させる筋力や腕の力が必要です。これらはまさに身体能力。したがって、基本的にすべてのスポーツには身体能力が大きな意味を持ってきます。

今からでも遅くない

 身体能力には、もちろん生まれつき違いがあります。例えば黒人は、先天的に筋力や持久力が高いと言われています。

 一方、畑岡さんは「後天的な訓練やトレーニングを通して、身体能力をアップすることができます」と言います。

 「ゴールデン・エイジ」(黄金年齢)という若い時に神経性の能力や、筋肉の伸びやすい時期がありますが、年を重ねた後でも効果がなくなるわけではありません。いきなりボルト選手になるのは無理でも、今からトレーニングを始めて損はないかもしれません。

最終更新:9月5日(月)7時0分

withnews