ここから本文です

島嶼環境維持へ協力 沖縄・ハワイ・済州島 共通の課題解決向け協定締結

琉球新報 9月4日(日)5時4分配信

 【ホノルル=問山栄恵ワシントン特派員】島嶼(とうしょ)地域が抱える環境問題について、2日に米ハワイ州で沖縄県の安慶田光男副知事、ハワイ州のデービッド・イゲ知事、韓国・済州島(済州特別自治道)のウォン・ヒリョン知事が意見交換した「グローバルグリーンアイランドサミット」では、3地域の自治体がそれぞれ直面する環境課題を報告するとともに、課題解決に向けた連携を確認し、グリーンアイランドパートナーシップ設立に合意した。豊かな自然環境を観光資源としている3自治体は気候変動に伴う影響など類似の環境課題を有していることから持続可能な開発、クリーンエネルギー分野での協力や島嶼地域でのリーダーシップを示すことを誓った。

 安慶田副知事は、地球温暖化が主な原因とされるサンゴの白化現象やオニヒトデによる食害、赤土や排水の流入などでサンゴ礁が減少していると報告。県ではサンゴの保全やオニヒトデの駆除などの調査研究を行い、保全に努めているとした。

 さらに「島嶼地域は、発展に伴う環境負荷の影響を受けやすい地域である」と指摘し、解決に向けて、情報交換や意見交換を重ねていくことの重要性を強調した。

 イゲ知事は観光を主な収入源とするハワイにとって、環境保全は経済に直結するとして、サンゴ礁や水域の保全を柱とする「アロハ・チャレンジ」を実施していると報告。サンゴ礁保全のために委員会の設立や再生エネルギーの導入に取り組んでいるとした。イゲ知事は、持続可能な開発に向けて、共に作業していくことが大切だとした。

 ウォン知事は気候変動に伴う環境への影響や島の人口が増加し、自然環境に負荷がかかっていることを報告。「私たちは全ての車を電気自動車(EV)に代えるよう取り組んでいる」と強調し、企業などと連携しながら電気自動車の普及に向けて取り組んでいるとした。

 次回の「グローバルグリーンアイランドサミット」開催は沖縄で開催される予定。3自治体は今後、他の島嶼地域にもサミット参加を呼び掛けていく。

琉球新報社

最終更新:9月4日(日)9時22分

琉球新報