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<隼、美誠凱旋>「今度はもっと良い色を見せたい」

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月4日(日)8時2分配信

 家も近所で子供の頃から交流があった2人の卓球選手が、五輪の大舞台でメダルを手にして故郷に凱旋(がいせん)し、沿道で3万人余の市民が祝った。リオデジャネイロ五輪卓球メダリストの水谷隼、伊藤美誠の両選手は3日、地元磐田市で力強く東京五輪への決意を語った。

【写真】「磐田市民栄誉賞」を笑顔で披露する両選手



 「8年間お待たせしました」。水谷選手が市役所前で放った“第一声”に、2人の努力を長年見守ってきた大勢の市民は惜しみない拍手を送った。北京、ロンドンとメダルを逃した水谷選手。今年の書き初めに「恩返し」と記したほど郷土への思いは深い。「最高の気分。このまま時が止まってほしい」と感慨に浸った。

 伊藤選手は持ち前の強気の発言で沸かせた。「磐田の皆さんにメダルを見せられてうれしいけど、今度はもっと良い色を見せたい」

 両選手とも磐田北小を卒業。12歳年上の水谷選手は高校時代、まだ幼かった伊藤選手の家で時々卓球をして遊んだ。伊藤選手にとっては「優しいお兄ちゃん」。妹のような伊藤選手はめきめき頭角を現し、リオ五輪で同じ舞台に立った。

 2人を幼い頃から知る同市の磐田卓球協会の儘下高育会長(81)は水谷選手のメダルに触れ、「磐田の2人が日本の卓球界を変える活躍をしてくれて、これ以上の喜びはない。隼と美誠は本当によくやった」と目を潤ませた。

 磐田北小で伊藤選手の担任を務めた同校臨時講師の阿児紀世美さん(62)は「小学生の時から心が強く、高い目標を掲げていた」と教え子をたたえた。

 地元の卓球少年少女も両選手の一挙手一投足にくぎ付けに。2人が巣立った豊田町卓球スポーツ少年団の杉浦七光さん(12)=豊田中1年=は「直接メダルを見て、本当にすごい先輩だとあらためて実感した。私も先輩たちに続いて練習に励みたい」と声を弾ませた。

静岡新聞社

最終更新:9月4日(日)11時25分

@S[アットエス] by 静岡新聞