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夫婦愛が胸を打つ、佐々部清監督作予告完成 主題歌は谷村新司「いい日旅立ち」

映画.com 9月4日(日)15時0分配信

 [映画.com ニュース] 「陽はまた昇る」「半落ち」で知られる佐々部清監督が、故郷・山口県で撮影した最新作「八重子のハミング」の予告編が、このほど完成した。胃がんと若年性アルツハイマー病を同時発病した夫婦の絆と愛を描く今作。介護の現実をとらえながらも、希望を見出し生きる夫婦愛が胸を打つ仕上がりとなっている。

【動画】「八重子のハミング」予告編

 山口・萩在住の陽(みなみ)信孝氏が、4度のがん手術を受けながらも、若年性アルツハイマー病を発症した妻を約12年間にわたり介護した様子をつづった同名著書(小学館文庫刊)を映画化。佐々部監督自らが県内企業からの出資を募り、製作費・宣伝費を調達して完成させた執念の作品だ。

 長編映画初主演となる升毅が夫・石崎誠吾、「パイレーツによろしく」以来約28年ぶりに銀幕復帰を果たす高橋洋子が妻・八重子を演じる。共演に梅沢富美男、文音、中村優一、二宮慶多、辻伊吹、朝加真由美、井上順ら多彩な面々が顔をそろえている。

 予告では、誠吾ががんを発病後、夫を支え続ける八重子に若年性アルツハイマー病の疑いがあることが明らかになる。家族が現実を受け止めようとするなか、「あんたの命を助けるために、八重子さんが病気になったんよ」という言葉が誠吾の胸に突き刺さる。それでも誠吾は、八重子に寄り添い続ける。介護に苦闘しながらも、八重子との時間を愛おしむ誠吾たち家族の姿が、谷村新司が歌う「いい日旅立ち」にのせて映し出されている。

 「八重子のハミング」は、10月29日から山口県内で先行公開。全国公開は、2017年を予定している。

最終更新:9月4日(日)15時0分

映画.com