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じわりブームの「多肉植物」 3つの魅力にオトコはハマる

日刊ゲンダイDIGITAL 9月4日(日)9時26分配信

「多肉植物」と書かれていると、焼き肉屋の新メニューと思うかもしれない。そうではなく、主に乾燥地帯に生育する植物のこと。代表的なのはサボテンやアロエで、それ以外にも広く多肉植物がじわじわとブームになっているのだ。

 多肉植物の生産・販売を手掛ける「カクト・ロコ」の野末信子さんが言う。

「多肉植物の魅力は、なんといっても年を重ねるごとに出てくる味わいです。同じ品種でも、10年経てば“顔つき”がまったく違ってきます。色も形も様変わりする。その変化ぶりが一番の魅力。もう一つは、水分を多く含む植物なので、触るとプクプクして気持ちいいこと。男性は『耳たぶを触っている感じ』とよくおっしゃいます。赤ちゃんの時にお母さんの耳たぶを触ったことを思い出すのかもしれませんね」

 多肉植物は乾燥地帯を生き抜くため、葉や茎、根の内部の貯水組織が発達し、水分を多く含む。その触り心地に、大の男も癒やされるのだ。

 野末さんが多肉植物を手掛けたのは1996年だったが、当時、国内で流通するのはサボテンとアロエくらい。ところが芸能人が「多肉植物を育てたいのに、買える店がない」とテレビで語ったことから、「多肉って何?」とじわじわ注目されるようになったようだ。

「当時は、サボテン業者が趣味でサボテンの鉢の横でほかの種類を育てている程度。そんな業者に頼み込んで3、4ポットずつ分けてもらい、3年で64品種、それぞれ3000ポットに増やしました。それから全国のホームセンターに出荷するようになったのです。今は400品種あります」

 3つ目の魅力が、育てるのに手間がかからないこと。何年も育つ上、落ちた葉を土の上に置いておけば、そこからまた増える。水のやり過ぎと霜は要注意だが、品種を選べば植物シロウトの男性でも問題ない。

「初心者は、『朧月』『秋麗』『ブロンズ姫』などがお薦めです」

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最終更新:9月4日(日)9時26分

日刊ゲンダイDIGITAL