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群馬で63歳男性が格闘 猛者が語るクマ退治の究極ワザとは

日刊ゲンダイDIGITAL 9月4日(日)9時26分配信

 63歳のおじさんがクマを撃退――。こんな話が注目を集めている。

 渦中の人物は群馬県長野原町の青木篤さん。1日午後2時ごろ、山中で渓流釣りをしていた時ツキノワグマに襲われた。

「青木さんは地元で有名な空手の高段者。釣りの最中に振り向くと、クマが5メートルのところから突進してきた。2、3分間もみ合いになり、頭頂部をかまれ、顔や上腕部を引っかかれた。最後の手段で利き腕の左手の人さし指と中指をそろえて相手の目を突いたところ、クマが逃げ去ったのです。青木さんは身長172センチ。クマは190センチほどだった。全治2~3週間のケガと診断されました」(地元関係者)

 熊と格闘したといえば、極真空手のウィリー・ウィリアムスが有名だが、戦意喪失のクマを無理やり“ボコった”感が否めない。一方、青木さんは襲撃をはね返したのだ。

 山中でクマに遭遇し、絶体絶命に陥ったら、どうやって撃退すればいいのか。沖縄空手6段で元警視庁刑事の北芝健氏が言う。

「青木さんを参考にするべきです。目は動物も人間も鍛えることができない弱点。沖縄空手では親指以外の4本をそろえて手のひらを上に向け、下から相手の目を狙う技があります。4本のうちどれかで相手の角膜を損傷させるのです。もしサバイバルナイフを持っていたら、クマが立ち上がったとき下から喉を刺します」

 鼻も弱点だ。

「樫の杖を持っていればいい。剣術のけさ切りの要領で斜めに振りおろし、クマの鼻を一撃すれば、痛くて逃げていきます。棒は身長170~180センチの人の場合、長さ100センチ強、太さ2センチ弱が振りやすい目安です」(サバイバル研究家の柘植久慶氏)

 とはいえ、誰もがクマと勇敢に戦えるわけではない。

「大抵の人は恐怖で体が固まってしまいます。クマと出合ったら、絶対に背中を見せず、後ずさりでゆっくり逃げる。その際、帽子やハンカチなどを一つずつクマの左右に投げるのです。こうしてクマの注意をそらし、山小屋などに避難してください」(姫路セントラルパーク広報担当者)

 全国でクマが暴れ回っている時期だから、撃退法を覚えておきたい。

最終更新:9月4日(日)9時26分

日刊ゲンダイDIGITAL