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「にがくてあまい」公開直前、小林ユミヲがオーガニック業界人とトーク

コミックナタリー 9月4日(日)13時50分配信

小林ユミヲ原作による実写映画「にがくてあまい」の試写会&トークイベント「映画『にがくてあまい』を、一足先に観て、聞いて、味わう会」が、去る9月2日にらでぃっしゅぼーや株式会社のフリースペースにて行われた。

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このイベントは、9月10日に公開される映画「にがくてあまい」をひと足先に鑑賞し、オーガニックメニューの試食をしながら、トークイベントを楽しむというもの。レシピ本「にがくてあまい公式レシピ」に掲載されている「豆苗とザーサイのごまサラダ」「ゆずの和風ナポリタン」「じゃがいものそぼろ風あんかけ」「黒ごまのぼたもち」などのメニューが、季節の有機野菜を使用したメニューにアレンジされ振る舞われた。

映画上映後のトークショーには、小林ユミヲ、草野翔吾監督のほか、有限会社リーファース代表取締役社長の水野葉子氏、NPO法人日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会スタッフの山口良氏、らでぃっしゅぼーや(株)Web担当スタッフでジュニア野菜ソムリエの資格を持つ臼倉超氏と、オーガニック業界の有識者が登壇。映画の感想を問われると小林は、「初めて見たときは全然ピンとこなくて」と率直に語りつつ、「と言うのも、『これは渚やマキじゃない』ということではなく、『これは私が作ったマンガとは別のものだ』というのが正直な感想でした。言葉やセリフよりも、全体を取り巻く雰囲気を監督は大切にしてくれているというのが、終わりのほうになるにつれてひしひしと感じてきて、ようやく実写化されたんだ、よかったという感じでした」と理由を明らかにする。また「そっくりそのまま実写にするというのは不可能だし、そうしてほしくはなかった。別のものとして誕生してくれたらいいなと思っていたのですごくうれしかったです」と笑顔を見せた。

それを受け草野監督は「世界観というか、核とか魂の部分を崩さないように掴みとって映画にしたいと思った」と口を開く。「そのためには、そのままコスプレみたいにしたら、上っ面は似てるかもしれないけど、その核がずれちゃう。映画の文法であるとか、生身の人間が演じることであるとか、そういうことにちゃんと置き換えて、なおかつ芯の部分がかわらないようにすることに一番気を使いました」と、マンガ原作の映画を制作するにあたって気を付けたことを話した。また作品のモチーフがゲイとベジタリアンであるということについては「言い方が難しいですけど、軽くライトに扱ってはいけない題材。ただ重たい映画には絶対したくなかったので、ポップな表現で見せられるように気を使いました」と映画に込めた思いを話す。

「にがくてあまい」を今年4月に完結させた小林は、今後の予定について「短編を何作か描いてます。今後はしかるべきところで連載をするために、ネームを描いてます」と明かす。なお9月発売のモーニング・ツー11号(講談社)には、小林の読み切り「僕と彼女とリッケンバッカー」が掲載される予定だ。イベントを終えて小林は、「すごく楽しかったです!」と笑顔。また映画の見どころについては「おいしい料理と、渚の色っぽさと、普段とは違う川口春奈さんの“マキっぷり”……」と数を挙げるも「……まあ全部かな!」とアピールした。

「にがくてあまい」は容姿端麗で仕事もできるアラサー女子・マキと、男子校で教師を務めるゲイのイケメン・渚との同居生活を、“食”にスポットを当てて描いたラブコメディ。マッグガーデンのWebマンガサイト「MAGCOMI」にて連載されていた。映画はTOHOシネマズ新宿ほか全国で、9月10日にロードショー。マキ役は川口春奈、渚役は林遣都が担当した。

実写映画「にがくてあまい」
2016年9月10日(土)TOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー
監督:草野翔吾
出演:川口春奈、林遣都、淵上泰史、桜田ひより、真剣佑、SU、中野英雄、石野真子ほか
主題歌:OKAMOTO'S「Burning Love」(Ariola Japan)

(c)2016映画「にがくてあまい」製作委員会

最終更新:9月4日(日)13時50分

コミックナタリー